Q&A
その書籍読んでないので回答はできませんが、普通は一度ビルドしたら、その後docker runしてすぐに使えるのがコンテナのメリットです。
知りたいこと
DockerFile記述内容のベストプラクティスについて質問です。
CentOSベースのコンテナで自作Webアプリを動かしたいと思っています。
言語はPythonでフレームワークはDjangoを使用しており、ソースはGitHub上にあります。
DockerHub上のCentOSイメージでアプリ実行するまでには以下の手順を踏む必要があります。
- 開発ツールをyumコマンドを使用してインストール（"Development Tools", git, httpd, mysql …）
- GitHubのリポジトリよりソースを取得
- wsgi用設定ファイルを /etc/httpd/conf.d/ 配下に作成
- Python仮想環境を作成・有効化（python3 -m venv コマンドで作成）
- 必要なモジュールをpipを使用してインストール（Django, mod-wsgi…）
- Apacheを起動（systemctl start httpd.service）
上記の手順について全てをDockerFileに記述すべきなのでしょうか。
それともGitHubのリポジトリに初期セットアップスクリプトのようなものを用意し、
pipのパッケージインストールあたりからはコンテナを実行した後、docker execコマンドを利用して実行すべきなのでしょうか。
参考にしている書籍（現場で使えるDjangoの教科書）では上記手順で言うところのpipあたりからは初期セットアップスクリプトで行っていたのですが、
何故それをDockerFileに書かかずあえて別にスクリプトを用意しているのかがわかりません。
どこまでの内容をDokerFileに書くべきか教えていただきたいです。
宜しくお願い致します。
補足情報（FW/ツールのバージョンなど）
CentOS 8
Python 3.6
Django 2.2
Apache
WSGI
RDS(MySQL 8)
回答2件
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ベストアンサー
どこまでをDockerイメージとして(Dockerfileといて)実装するか，
どこからをDockerコンテナとして(初期セットアップスクリプトとして)実装するか，
という設計指針に関する質問であると理解しました．
Dockerアプリを実装する上では上記の使い分けは主に以下に影響します．
- Dockerイメージサイズ (Dockerfileで実装するほど重いDockerイメージになる)
- 起動時間 (セットアップスクリプトで実装するほどコンテナ起動に時間が掛かる)
- 再利用性 (Dockerfileで実装するほど利用用途が限られたDockerイメージになる)
- 安定性 (セットアップスクリプトで実装するほど実行時のエラーが起こりやすい)
- Dockerイメージビルドの手間 (Dockerfileで実装すると変更の度にDockerイメージビルドが必要)
たとえば1.の開発ツールは常に同じものを利用したいのでDockerfileで実装する，
一方で5.pipモジュールは頻繁にアップデートするしモジュールサイズが大きいので起動時に取得する，
といった判断があったのかもしれません．
同じアプリの5.pipモジュールのインストールであっても
本番アプリであれば起動時間を短縮したい・安定性を重視したいといった目的からDockerfileで実装する，といった方針もありますし，
開発用途であればより頻繁にpipモジュールを更新するため毎回Dockerイメージをビルドしたくないので
起動スクリプトで実装する，といった方針もあります．
これ以外にも6.apacheの起動のように，そもそもDockerではsystemdが動作していないので
apacheの起動はDockerコンテナ起動時のスクリプトで対応する必要がある
といった制約もあります．
Dockerアプリの特徴や用途に応じて上記のような影響を考慮して
どこで実装するか検討するとよいと思います．
投稿2020/06/15 19:06
総合スコア175
0
すべてDockerで実施する必要はないと考えています。
OSの設定やコンテナ化していないミドルウェアのインストール、設定及び起動は構成管理ツールが担うなど、システムのデプロイとコンテナのデプロイを分けて考えるべきだと思います。
構成管理ツールであるAnsibleは、コンテナのデプロイもできるので、「全て」はAnsibleの役割ではないかと思います。
投稿2020/06/10 04:39
総合スコア1277
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