シェバンについて（なぜ実行ファイルとして実行したいのか）

Question

シェバンについて知り、調べると、実行ファイルとして実行した時にそれを実行するインタプリタを指定するものだということは何となく分かったのですが、

そもそもなぜ実行ファイルとして（ファイル名だけで）実行したいのでしょうか？

./bash.sh

で実行するのと

bash bash.sh

で実行するのでは、実行する側としてどのようなモチベーションの違いがありますか？

（タイプ量もそれほど変わらないですし...）

Answer 1

既に otn さん、hidezzz さんが回答されているので、それで十分かと思うのですが。

たとえば今時だと、gunzip コマンドもシェルスクリプトなんですけど、gunzip FILE.gz よりも sh /bin/gunzip FILE.gz みたいに実行した方が良いでしょうか? というのを考えて頂ければ。

※otnさんの「(shebangを設定していれば)PATHの通ったディレクトリに置いた場合は、ファイル名だけで実行できる」 hidezzzさんの「(shコマンドを明示する場合は)このスクリプトをどう実行するか (略) をこのコマンドを実行するひとに一瞬ではあるが考えさせることになる」を実感できる例かと思います。

Answer 2

自分で作成したスクリプトを自分だけで実行するのならどちらでも良いと思います。
(使い捨てのスクリプトであれば自分もシェバンを付けないこともあり得ます。)
ひとに使ってもらうことを考えると、自分なら以下の理由からシェバンを付けると思います。

・タイピング数が少ない。シェバン付きならファイル名に「.sh」を付けて種類を明示する必要が無いので「bash」という名前してさらにタイプ数を少なくすることが出来ます。

・このスクリプトをどう実行するか（shなのか、bashなのか、pythonなのか、rubyなのか、perlなのか、はたまた実行ファイルなのか、…)をこのコマンドを実行するひとに一瞬ではあるが考えさせることになる

Answer 3

（タイプ量もそれほど変わらないですし...）

と思うのなら、そのケースでは差は無いでしょう。

カレントディレクトじゃなくて、PATHの通ったディレクトリに置いた場合は、ファイル名だけで実行できるので、例えば/usr/local/bin/fooを実行するとすると、

foo

と打つのと、

bash /usr/local/bin/foo

とかなり差が出ます。タイプ回数だけじゃなくて、フルパス等を覚えておかないといけない。