Ruby && ||の戻り値の評価

Question

#Ruby && ||の戻り値の評価について
プロを目指す人のためのRuby入門という書籍で学習を行っています。

1&&2&&3     #=> 3
1&&nil&&3   #=>nil
1&&false&&3 #=>false

nil||false  #=>false
false ||nil #=>nil
nil||false||2||3 #=>2

以上のような式の評価に対してそれぞれ戻り値があります。
Rubyは式全体が真または偽であることが決定するまで左辺から順に式を評価する。
という記述の意味は理解できるのですが、

なぜtrueまたはfalse以外の戻り値になるのかが理解できていません。

初歩的な質問で申し訳ございませんが、
なにかアドバイスをいただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。

Answer 1

何故と言われても、そういう仕様であり、そういう仕様だと便利だからです。

例えば、「xがnil(あるいはfalse)なら1を代入して、そうでなければそのまま」というケースは、

x ||= 1
あるいは
x = x || 1

と書けますが、これはこの仕様のおかげです。

&&や||の結果が、常にtrueやfalse（真偽値が無い言語だと1や0）になる言語もあります(例えばCやPHP)。そういう言語だと、上記は、

x = x ? x : 1;
あるいは
if(!x) x=1;

のように書かないといけません。まあ、これでも良いじゃないかと思うかも知れませんが。
そうコンパクトには代替できないケースもよくあります。

Answer 2

「Rubyは式全体が真または偽であることが決定するまで左辺から順に式を評価する。」ですか？
なんか、ちょっと違う気がします。

&& は　左辺が 偽 なら終了、真であったら右辺を評価
|| は 左辺が 真　なら終了　偽であったら右辺を評価

ですから、「式全体が」でもないし、、、、

で、「なぜtrueまたはfalse以外の戻り値になるのか」ですが、
rubyの文法として、　偽 は nil か false。それ以外は 真 とする
というのがあります。ですから 1&&2&&3 の １も２も３も真です。

Comments

[encho]

&& は　左辺が 偽 なら終了、真であったら右辺を評価
|| は 左辺が 真　なら終了　偽であったら右辺を評価
ここの説明の部分が分かりやすかったです。
確かに以上のことを考えるとそれぞれの戻り値の値に対しても理解ができました。
ありがとうございます。