strcpyの実現例 返却値

Question

質問

下記のようなstrcpyの実現例をみて、charのポインタ型のpを用意しなくてもいいのでは？と考えpを省いてコードをかいてみたのですが、返却値がおかしくなりました。
返却値がおかしくなることについて解説してくださると嬉しいです。

該当のソースコード

char *strcpy2(char *s1,const char *s2){
	char *p=s1;
	while(*s1++=*s2++)
		;
	return p;
}

char *strcpy2(char *s1,const char *s2){
	
	while(*s1++=*s2++)
		;
	return s1;
}

int main(void){
	char s1[]="abcdef";
	char s2[]="ABCD";
	char *s3=strcpy2(s1,s2);
	printf("%s\n",s1);
	printf("%s\n",s3);
	return 0;
}
実行結果
ABCD
f

補足情報（FW/ツールのバージョンなど）

ここにより詳細な情報を記載してください。

Answer 1

while中の*s1++によりs1のアドレスが終端の位置まで移動しており、関数の最初の位置から変更されています。

char *strcpy2(char *s1,const char *s2){

    while(*s1++=*s2++)//★繰り返すたびにs1が+1される
        ;
    return s1;//★復帰時にはNULL終端を書き込んだ次の位置になっている
}

Comments

[kelt22]

なるほど。だから返却値用にpを用意する必要があるのですね。理解できました。ありがとうございました。

Answer 2

返却値がおかしくなることについて解説してくださると嬉しいです。

ループを回しながらs1++としていっているので、当然値は変化します。

（*s1++は、*(s1++)と解釈されます。変化するのはアドレスの方です）