systemdランレベルの3,5違いについて

Question

環境:ubuntu15.10

ランレベル3（CUI）と
ランレベル5（GUI）の状態でctrl+alt+[f1-f6のどれか]した状態（仮想ターミナルを利用してcuiに切り替えた状態）
この場合両方ともcuiですが違いが判りません。

ランレベル3はテキスト（cui）、ランレベル5はグラフィカル(gui)

グラフィカルの場合は仮想ターミナルが6つほどすでに用意されていてctrl+alt+[f1-f6]で変えれることも知っています。ttyのことも知っています。
ランレベルが実行される時それぞれのランレベルにあうrc*.dが参照され実行されるのも知っています。rc*.dも中身が何をいみしているかも知っています。

Answer 1

/usr/lib/systemd/system/ 以下の multi-user.target と graphical.target の差を調べるとわかると思いますが、graphical.target (従来の runlevel 5) は multi-user.target (従来の runlevel 3) で起動するサービス＋GUI環境に必要なサービスとなっています。
multi-user.target で tty1〜tty6 で仮想コンソールが起動するのに加えて、tty7 (ディストリビューションによっては tty1 )で GUIログイン用のディスプレイマネージャーが起動します。

なお、rc*.d は従来の SysVinit の仕組みで、Systemd では主流ではありません。
互換性維持のため残っているのだと思います。

Comments

[mint.cherry]

回答ありがとうございます。
自分の頭の中でsysvinitとsystemdを整理していませんでした。
なぜ、systemdなのにrc.dがあるのかと疑問がでてしまって自分の中でrc.dも使っていると思っていました。

[mint.cherry]

以下はsystemdでは以下の理由で使われていないのですか？
[/etc/rc*.d]はsysvinitでの互換性をたもつために維持
[/etc/event.d/]や[/etc/init/*.conf]はupstartでの互換性を保つための維持
ということでよろしいでしょうか？

[TaichiYanagiya]

SysV についてはそのとおりだと思います。
Upstart については systemd が扱ってくれるのかどうか知りません。