ファンがうるさいといいますが、それが普通です。(オーバークロック等のために設定をオフにしていない限り)CPUは温度上昇で壊れる前に保護機能で低速化や停止しますので、通常使用で壊れることはありません。
まず、そのノートPCはデスクトップ用CPUを使っていることに注意してください。デスクトップ用CPUはパフォーマンスが高いですが、その分消費電力も大きいです。CPUの消費電力はそのまま発熱量を意味します。(CPUは電気のエネルギーを全て熱に変換します。エネルギー保存の法則により、消費電力と同じだけの熱が発生すると言うことです。)加えて、GeForce GTX 1050 Tiというデスクトップ用GPUまで搭載しています。これはCore i7-8700の65Wよりも大きい75Wという消費電力で、同じく電気は全て熱に変わりますので、とても大きな発熱量です。
本来デスクトップに詰むべきものをノートパソコンの大きさに詰め込んでいます。部品同士が詰まっている分、強力な排熱を行う必要があります。しかし、ファン自体も大きな物を搭載できないため、どうしても小さくなります。排熱効率は風量が大きいほど良く、風量は口径と回転数がそれぞれ大きいほど大きくなります。同じ風量にする場合でも、口径が小さい物は大きな物より回転数を速くする必要があります。回転数が速ければ速いほど風切り音による騒音は大きくなります。
つまり、そのノートPCは「ファンの音がうるさいのが通常」ということです。静音性を期待すること自体が間違っています。
これを踏まえて、解決策をいくつか書きます。
ノートPCをガンガン冷やす。
まず、エアコンをガンガン付けて室内温度を下げましょう。防寒着を着込みながら10℃ぐらいまで下げた方が良いかもしれません。次に、ノートPCに風を当てましょう。ディスプレイ背面には扇風機を、本体の下にはうるさいぐらいの強力なファンが付いた、ノートPCのファン付き冷却台を置きましょう。エアコン、扇風機、冷却台の騒音がノートPCと同じぐらいになるのであれば、ノートPCからの騒音はかなり抑えられるはずです。冷蔵庫を改造して、冷風を直接あてるでも良いかもしれませんが、凍結や持ち出し時の結露に注意してください。
密閉型ノイズキャンセリングヘッドフォンを買う。
よくできたヘッドフォン(最低でも1万円以上するもの)はまわりの音を遮断してくれます。これなら、ファンがいくらうるさくても気になりません。
騒音になれる。
毎日サーバー室にいれば、ファンの音は気にならなくなります。サーバー室の騒音に比べれば、1台のノートPCの騒音など微々たる物です。ファンがうるさい昔のPCを付けながら寝ていた時期がありましたが、普通に眠れました。大丈夫です、あなたでも可能です。
水冷型デスクトップパソコンを買う。
デスクトップパソコンでも小型の物は同じ問題をかかえます。最低でもミニタワー以上のものにします。そして、おすすめは水冷です。水冷は排熱の効率性を増すことで、大きな口径のファン一つでまかなうことができる場合があります。ゲーミング用で完全静音は難しいですが、それでもかなり静音になるはずです。
ゲーミングPCをあきらめる。
パフォーマンスはかなり落ちますが、ファンレスのノートPCも存在します。どうしてもゲームをしたいという場合、外付けGPUを使えば、PUBGぐらいはなんとか動きます(まともにできるかは別)。
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