decltypeでしか推論できない型について

Question

decltypeはautoで推論できなかった型を推論するために制定されたと知ったのですが、その例として

decltype(auto) accessA(vector<string>& a, int i)
{
	return a[i];
}

というコードが挙げられていました。

これは

auto& accessB(vector<string>& a, int i)
{
	return a[i];
}

で同じことができると思ったのですが…
decltypeでしか推論できないものとは何でしょうか。

Answer 1

こんにちは。

decltype(auto)とautoは微妙に異なるようです。（参照を渡した時の挙動が異なる）
本の虫に詳しい解説があります。

Comments

[LouiS0616]

リンク先を間違えているようです。
こちらでしょうか？　https://cpplover.blogspot.com/2013/08/decltypeauto.html

[Chironian]

あああ、本当ですね。ご指摘ありがとうございます。修正します。

[__ook]

かなり理解できてきました。ありがとうございます。
しかし、読んで理解できない部分がありました。
accessAはなぜ参照が返るのでしょうか？()で囲んでいないのですが…

[Chironian]

std::vectorのoperator[]は参照を返します。
https://cpprefjp.github.io/reference/vector/vector/op_at.html

[__ook]

納得いたしました。ありがとうございました…