CF-J10を起動する度に無線LANが無効になる

Question

概要

CF-J10 に OpenBSD をインストールし内蔵の無線LANを使用しようとしたところ下記のエラーが出ました。(※ CF-J10 には無線LANをON/OFFする物理スイッチが付いています)

iwm0: radio is disabled by hardware switch

物理スイッチをOFF→ONとすると問題なく無線LANは使用できるのですが
PCを再起動またはサスペンドすると、また上記のエラーが発生します。
その状態で物理スイッチをOFF→ONとすると再度使用できるようになります。

GentooLinux でも試しましたが、同じくhard-blocked扱いになっておりました。

なお、無線LANを使用中に突然OFFになる、あるいはその逆の現象は一度も発生しておらず
接触不良の可能性は低いと考えられます。

レッツノートにはエコノミーモードのように Windows のユーティリティからしか設定できない
項目が存在しており、この現象も同系統のものでは？と予想しております。

この問題について解決策をご存知の方はおりますでしょうか？
よろしくお願いいたします。

環境

# uname -a
OpenBSD localhost.my.domain 6.6 GENERIC.MP#372 amd64

# pcidump
Domain /dev/pci0:
 0:0:0: Intel Core Host
 0:2:0: Intel HD Graphics
 0:22:0: Intel 3400 MEI
 0:26:0: Intel 3400 USB
 0:27:0: Intel 3400 HD Audio
 0:28:0: Intel 3400 PCIE
 0:28:1: Intel 3400 PCIE
 0:28:2: Intel 3400 PCIE
 0:28:3: Intel 3400 PCIE
 0:28:5: Intel 3400 PCIE
 0:29:0: Intel 3400 USB
 0:30:0: Intel 82801BAM Hub-to-PCI
 0:31:0: Intel HM55 LPC
 0:31:2: Intel 3400 AHCI
 0:31:3: Intel 3400 SMBus
 0:31:6: Intel 3400 Thermal
 10:0:0: Intel Dual Band Wireless AC 7260
 11:0:0: Realtek RTS5209 Card Reader
 11:0:1: Realtek RTS5209 Card Reader
 12:0:0: Realtek 8168
 63:0:0: Intel QuickPath
 63:0:1: Intel QuickPath
 63:2:0: Intel QPI Link
 63:2:1: Intel QPI Physical
 63:2:2: Intel Reserved
 63:2:3: Intel Reserved

追記

Windows10 で確認したところ、起動直後から無線LANが使用できました。
よってハードウェアが原因ということはなさそうです。

また下記は GentooLinux 起動直後の rfkill のログです。
linux/rfkill.hにてRFKILL_OP_ADD = 0と定義されていることからやはりカーネルが認識したタイミングで無効状態になっているようです。

# rfkill event
2020-03-01 18:18:33,122809+00:00: idx 0 type 1 op 0 soft 0 hard 1

Answer 1

色々試した結果、やはりBIOSレベルで無線LANが無効化されているという結論に至りました。
よって、OSレベルでの対応は諦めハードレベルで対応しました。

具体的には無線モジュール(Intel AC7260)の20pinにマスク処理を行いました。
GentooLinux, OpenBSD 共に無効化されないことを確認済みです。

なお、Bluetooth(51pin)については以下の理由でマスク処理は行っていません。

• USB結線なためかBIOSによって無効化されていなかった
• そもそも OpenBSD は Bluetooth に非対応

以上をもって自己解決といたします。
ありがとうございました。