CentOS 6x に php-develをインストールするとエラーになる

Question

前提・実現したいこと

CentOS release 6.10 / PHP 5.5.19 の環境でphp-develをインストールしようとすると下記のようなエラーがでます。
エラーが出ないようにインストールまたはアップデートを行いたいです。

発生している問題・エラーメッセージ

「# yum install php-devel」の実行結果

エラー: パッケージ: php-devel-5.3.3-50.el6_10.x86_64 (updates)
             要求: php(x86-64) = 5.3.3-50.el6_10
            インストール: php-5.5.19-2.el6.remi.x86_64 (@remi-php55)
                php(x86-64) = 5.5.19-2.el6.remi
            利用可能: php-5.3.3-49.el6.x86_64 (base)
                php(x86-64) = 5.3.3-49.el6
            利用可能: php-5.3.3-50.el6_10.x86_64 (updates)
                php(x86-64) = 5.3.3-50.el6_10
 問題を回避するために --skip-broken を用いることができません
 これらを試行できます: rpm -Va --nofiles --nodigest

試したこと

エラーに表示されている要求のバージョンをインストールしてみましたが、上記と同じ内容のエラーが返ってきてしまいます。

# yum install php-devel-5.3.3-50.el6_10

エラーの「パッケージ」「要求」「インストール」「利用可能」の意味の違いがよくわかりませんので、これらの違いも教えて頂ければと思います。宜しくお願いします。

Answer 1

単純に文字通りの意味です。

要求→あなたがインストールを要求しているのはこれです
インストール→いまこれがインストールされています
利用可能→インストール可能なのはこれです

リポジトリremi-php55でインストールしたPHPを使っているのに、yumで標準のリポジトリだけ使ってアップデートしようとしているからでしょう。

PHP5.5をインストールしたときに、--enablerepo=remi-php55等としていたはずですが。

Comments

[kt2020]

ご回答ありがとうございます。「--enablerepo=remi-php55」を使うということを教えて頂きありがとうございます。

お手数ですが、以下の点について教えて頂ければと思います。宜しくお願いします。

現在インストールされているのが「php-5.5.19-2.el6.remi.x86_64 (@remi-php55)」でインストール可能なものが「php-5.3.3-50.el6_10.x86_64 (updates)」となっているということはダウングレードになるという理解で良いか。

今回のインストール（アップデート）を行う時に「--enablerepo=」の指定はどのようにしたら良いか。下記のように何パターンか実行してみましたがどれが正しいのか。

----------------------------
コマンド１
----------------------------
# sudo yum -y update --enablerepo=remi php-5.3.3-49.el6_10
引数に一致しません: php-5.3.3-49.el6_10
パッケージ php-5.3.3-49.el6_10 は利用できません。
更新と設定されたパッケージがありません。

----------------------------
コマンド2（remiの後ろにカンマを入れる）
----------------------------
# sudo yum -y update --enablerepo=remi,php-5.3.3-49.el6_10
エラー: パッケージ: php-pecl-apcu-4.0.11-2.el6.remi.5.4.x86_64 (remi)
要求: php(zend-abi) = 20100525-x86-64
インストール: php-common-5.5.19-2.el6.remi.x86_64 (@remi-php55)
php(zend-abi) = 20121212-64
利用可能: php-common-5.3.3-49.el6.x86_64 (base)
php(zend-abi) = 20090626
このようなエラーが5つほど表示

----------------------------
コマンド3
----------------------------

#sudo yum -y update --enablerepo=remi-php55,php-5.3.3-49.el6_10
エラー: パッケージ: php-gd-5.5.38-12.el6.remi.x86_64 (remi-php55)
要求: gd-last(x86-64) >= 2.1.1
インストール: gd-last-2.1.0-3.el6.remi.x86_64 (@remi)
gd-last(x86-64) = 2.1.0-3.el6.remi
エラー: パッケージ: php-pecl-zip-1.17.1-1.el6.remi.5.5.x86_64 (remi-php55)
要求: libzip5(x86-64) >= 1.6.0
エラー: パッケージ: php-pecl-zip-1.17.1-1.el6.remi.5.5.x86_64 (remi-php55)
要求: libzip.so.5()(64bit)
エラー: パッケージ: 1:php-pear-1.10.10-4.el6.remi.noarch (remi-php55)
要求: php-composer(fedora/autoloader)

[otn]

> ダウングレードになるという理解で良いか。
remi-php55を指定しないと、ダウングレードしかできないですね。

> 行う時に「--enablerepo=」の指定はどのようにしたら良いか。
何故書いた通りにしないのか理解に苦しみます。

[otn]

あと、一般論としては、何が起こるかを熟知している場合以外は、yum に-yオプションは指定しないほうがいいです。

[kt2020]

ご回答ありがとうございます。
remiの使い方の理解不足でした。yumとremiの使い方からもう一度学びたいと思います。
今後ともよろしくお願い致します。