gcc(GNU)構文の書き方 括弧内中括弧のメリット

Question

質問内容

GNUでは以下のソースのように括弧内に中括弧を入れる書き方をすることができます。
これのメリットを教えていただけますでしょうか。

#include<stdio.h>
#include <time.h>
#include <stdlib.h>
int foo(){
   int s;
   srand(time(NULL));
   s = rand() % 10 - 5;
   printf("%d\n",s);
   return s;
}

int main(){
   int z=({ int y = foo(); int z;
   if (y > 0) z = y;
   else z = - y;
   z; });
   printf("%d\n",z);
   return 0;
}

Answer 1

一時変数を使うマクロが書きやすくなります（例はこちらより）。

#define MAX(a,b) (               \
{                                \      // GCC Extension
  typeof(a) _a;                  \      // GCC Extension
  typeof(b) _b;                  \      // GCC Extension
  _a = (a); _b = (b);            \
  _a > _b ? _a : _b;             \
}                                \      // GCC Extension
)

一時変数で受けることで、文字列展開と個数が変わることでの副作用問題が発生せずに済みます。

Answer 2

こんにちは。

gccにそのような拡張があったのですね。ラムダ式が使えなかった頃には、かゆいところに手が届くありがたい機能だったろうと思います。（maisumakunさんが回答されているように）
C++11以降はラムダ式が使えるので、C++11に対応したコンパイラなら次のように書くことができます。

#include<stdio.h>
#include <time.h>
#include <stdlib.h>
int foo(){
   int s;
   srand(time(NULL));
   s = rand() % 10 - 5;
   printf("%d\n",s);
   return s;
}

int main(){
   int z=[](){ int y = foo(); int z;
   if (y > 0) z = y;
   else z = - y;
   return z; }();
   printf("%d\n",z);
   return 0;
}

ラムダ式は、それまでC/C++でできなかった「関数の中で関数を定義」できる構文なので、かなり用途が広いです。