ソフトウェアを配布する際のビルドの方法について

Question

簡単なソフトウェアを配布しようと考えています。
Linuxで、C++とQtを使って作成しました。
自分の環境では、qmakeでビルドし、実行ファイルを生成しています。
配布する際も、qmakeを使用してビルドしてもらうようにしておけばよいのでしょうか。
今まで、色々な方が配布されているソフトウェアをビルドしてきましたが、qmakeを少なくともコマンドラインから直接打ち込むようなソフトウェアはありませんでした。
大体、makeかcmakeでビルドとインストールが完了するようになっていました。
私はどうしたらいいのでしょうか。
思いついているのは、以下の3パターンで、現時点では、cmakeでビルドできるようにしておこうと考えています。
- qmakeを使ってもらう
- makeでビルドできるようにしておく（Makefileを配布する）
- cmakeでビルドできるようにしておく（CMakeLists.txtなどを配布する）

ご教授頂けると幸いです。
宜しくお願い致します。

Answer 1

結局のところ質問者さんがどこまで手間をかけるか、によるので、ご自身で決めてもらう事になると思いますが。
qmakeは使った事がないけど、ざっと調べた感じの事を書いておきます。

まずcmakeが使えてqmakeが使えない環境であれば、cmakeに対応しておいた方がいいでしょう。
qmakeはQt付属のツールですから、cmakeが使える環境よりもqmakeが使える環境の方が少ないと思います。
しかし、今回の場合Qtの開発環境は必須でしょうから、qmakeが使えないというのはあまり考えなくてもいいと思います。

linux環境へのインストールは、実行ファイルであればbinディレクトリ、データファイルであればshareディレクトリ、というように、目的にあったファイルの配置が必要です。
cmakeなどであれば、「make install」で適切な場所へインストールしますが、qmakeも同様のことができるのではないでしょうか。

というわけで、別段qmakeでのビルド環境のみでもそれほど問題がないように思います。
それよりかは、Redhat系のディストリビューション向けにSPECファイル(rpmファイルを作るための定義ファイル)を作ったり、debian系のディストリビューション向けにdebパッケージを作るためのcontrolファイル等を用意した方がいいのではないでしょうか。

Comments

[torimingo]

ご回答をありがとうございました。
rpmパッケージやdebパッケージは、簡単につくれるものでもなさそうなので、需要と余裕があるときに、頑張ってみたいと思います。

Answer 2

Qtのプロジェクトなら別にqmakeでいいのではという思いもありますが、CMake対応させると喜ぶ人種がいるのも確かです。余力があったらチャレンジされるといいかと思います。

Comments

[torimingo]

ご回答をありがとうございました。
CMakeは、なかなかややこしそうだったので、余力が出てきたら、頑張りたいと思います。