構造体のアロー演算子と変換指定子の関係

Question

質問に至った経緯

僕は今C言語の構造体の単元を学習しています。そこで -> 演算子を使って色々試していたらよくわからない状況に出会ったので質問することを決めました。

発生している問題・エラーメッセージ

エラーは出ず、実行できます。

該当のソースコード

#include <stdio.h>

#define NAME_LEN 10

struct student {
    char  name[NAME_LEN];
    int   height;
    float weight;
    long  schols;
};

int main(void){
    struct student takao = { "Takao", 173, 86.2};

    printf("takao->name : %s  %p\n", (&takao)->name, (&takao)->name);
    printf("takao->name : %s  %p\n", takao.name, takao.name);

    return 0;
}

実行結果

takao->name : Takao  0x7ffc1c327ce0
takao->name : Takao  0x7ffc1c327ce0

わからないこと

なぜこのコードでエラーなく実行できてしまうんでしょうか。%s と %p にそれぞれ同じモノを表示させているのに実行できてしまう理由がわかりません。どなたか教えてくださると嬉しいです。

Answer 1

p->m は (p).m と同じです。
なので
(&takao)->name
→ ((&takao)).name
→ (*&takao).name
→ (takao).name
→ takao.name

takao.name の型は char[] すなわち(文字列を指す)ポインタ。
書式 %s はポインタを文字列とみなし'\0'が見つかるまでを出力し、
書式 %p はポインタをそのまま値として16進で出力します。

Answer 2

%s と %p にそれぞれ同じモノを表示させているのに実行できてしまう理由がわかりません。

それぞれの変換指定子の内容を確認してみましょう（man）。

• %s…文字列の先頭へのポインタを引数に取り、文字列の内容を表示する
• %p…voidポインタを引数に取り、そのアドレスを出力する

ということで、どちらもポインタを取ります。

Comments

[maisumakun]

データを指すポインタはvoid*としても解釈できます。

Answer 3

同じことをしているからです
(&takao)->nameとtakao.nameは同じものを表しています