クラウドとオンプレミスのデータ同期につきまして

Question

工場関連のシステム設計・開発を行っています。

拠点が複数あり、運用要件として、
"各拠点のWAN回線がダウンしても、業務が利用できるように"
という、要件があり、この個所の設計でアドバイス頂きたく考えております。

現在のシステムでは、Google Cloudにマスターを配置し、
オンプレミス上のシステムから、参照する構成で利用しております。

マスターデータを、オンプレにリードレプリカして、
オンプレミス上からは、リードレプリカを参照させて利用する方法を検討しておりました。

しかし、マスターデータには、個人情報も含んでいるため、
各拠点では必要ないデータまで、オンプレ上に配置することは避けたいと考えております。

データベースの設計上、個人情報を格納するテーブルは分けております。
Google Cloudでは、Cloud SQLを利用しております。

私が考えた方法としまして、

・レプリケーションを行う際に、個人情報を格納するテーブルは避けて、レプリケーションを行う方法

・バッチプログラムを作成し、定期的に、データを更新する方法

の２つを考えました。

他にも方法があるかと思いますが、ご経験された方法や、
こういう方法があるといったないようを、アドバイス頂けると幸いです。

よろしくお願い致します。

Comments

[m.ts10806]

停止の最大許容時間などはどの程度見られていますか？

[退会済みユーザー]

最大12時間を検討しております。

回線の停止が発生するのは、天変地異の場合を想定しております。

台風などで、一度停電になったことがあり、各拠点は自家発電で復旧したのですが、ネット回線は、地域の電力がダウンしたため、携帯などの回線を除き接続ができませんでした。

Answer 1

そもそも各拠点のオンプレミスにレプリカを置くのは、「WAN がダウンした際に拠点の業務が止まらないように」ですよね？
各拠点に必要なデータの中に、個人情報のあるマスターデータは含まれていないのですか？
言い換えればその個人情報を含むデータは、業務をする上で必要なデータではないのですか？

※他拠点のデータも含むから全部は必要ではないというのなら分からなくもないですが

必要なデータであれば、適切に防護する措置を講じた上で各拠点にレプリカを置くべきですし、
各拠点ごとに異なるデータであれば、そのデータに関してだけはオンプレミス側をマスターとして（というかクラウド側に置かない）個別に保持するのもありでしょう。
むろん、「WAN がダウンした場合には個人情報に絡む業務は止めて構わない」のであれば、クラウドにだけ置いておいて各拠点は直接クラウド側を見に行くようにする手もありますが。

ただ、例えば「特定の拠点が活動不能になったので、他拠点が代替処理する」可能性もあるかと思いますので、拠点にしかないデータだと問題が出る可能性もあるでしょうね。

以上のように、どのような災害で、どのような復旧までの暫定運用をするかによって、必要なデータは異なるでしょうから、一概にどれがいいとは言えません。ディザスタリカバリにおいては想定する「被害」をまず決めないと、有効な対策になりません。