Linux(Redhat)のulimit設定値について

Question

Linuxのulimitコマンドにおける
max memory size
は一体何の設定値なのでしょうか？検索するとメモリの使用量の制限と出てきます。
なぜこのような質問をしたかというと、特にulimitの設定をしていないapacheユーザーがメモリを1GB近く使えているのが不思議だからです。
デフォルトで65536KBが設定されているかと思いますが、どう考えてもオーバーしています。
これはapacheユーザーが特別なのでしょうか？
それともulimitのmax memory sizeに対する私の認識が間違っているのでしょうか。

ご教示いただければ幸いです。

Answer 1

デフォルトで65536KBが設定されているかと思いますが、

これは何を見てそう言っているのでしょうか？

プロセスごとの制限値は、cat /proc/プロセスID/limitsで見られます。ulimit -aでmax memory sizeで表示される物は、man bashによると「常駐セットサイズ」なので、cat /proc/プロセスID/limitsでは、Max resident setが該当すると思います。

Comments

[dohq]

返答有難うございます。
その後確認し、limits.conf上にrssを65536で設定していたのが問題でした。
max memory sizeと結びつかず勘違いしておりました。
ご教示いただいたとおり、cat /proc/プロセスID/limitsでapacheユーザーのプロセスはMax resident setがUnlimitedなことが確認できました。

とすると、なのですが`limits.conf`には* soft rss 65536を記述しているのですが、これは適用されていないという認識で良いのでしょうか・・・・であれば原因としてはなぜでしょう。softで記述しているから？でしょうか

[TaichiYanagiya]

limits.conf は PAM (pam_limits.so) を経由する場合に有効になります。
OS 起動時に自動的に Apache httpd が起動した場合は、PAM を経由しないので limits.conf の設定は効きません。また、CentOS 7 の "systemctl start httpd.service" で起動した場合も効かないようです。

root ユーザーでログインした(rss設定済みの)シェルから /sbin/service コマンド(CentOS 6 まで)で起動したり、直接 /usr/sbin/httpd プログラムを起動した場合は ulimit の制限が引き継がれます。
一般ユーザーから su, sudo で root になった場合も PAM を経由するので、同様です。