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プログラマだったら当然知ってるよね？という知識一覧
こちらの記事を読んでいて、理論計算機という分野があることを知りました。
白と黒の扉という本を読んで、オートマトンについて理解しようとしました。
まだ完全に理解したとはいえないのですが、今までの感覚としては、何の役に立つのか分からないというのが正直なところです。
（アルゴリズムやデータ構造、ネットワーク等の分野は、勉強するとそれなりに仕事に役立つものがあったと思っています）
また、オートマトンやチューリングマシンについてググっていても「これを勉強するとこんなことが出来るようになります」といった記事も見当たりません。
（逆にチューリングマシンは実用化されなかったといった記事はいくつも見かけました）
もし、以下のような内容をご存知でしたら、教えていただけると助かります。
- 理論計算機を勉強することでこんなことが出来るようになる
- 理論計算機が実装に使用されている分野
- 具体的な実用性に結びつかなくとも、勉強する意義
回答5件
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ベストアンサー
他の分野の話ですが
このような臨床の限界にぶつかった際に、“胃癌の病態はどこまで解明されていて何がわかっていないのか？”“新しい治療方法を考案するには何が必要で何をすればよいのか？”をじっくりと見据えて、学び、考える一連の過程は臨床医にとって非常に重要です。
ある具体的な問題を解決しようとするとき、一般的な問題であれば誰か他の人が解いているでしょう。そのようなものはググって解決法が見つかったり、teratail で質問に答えてもらうことができます。
しかし、その問題が深く自分独自の環境に依存しているときには、自分で解かなければどうしようもありません。
自分で解くためには、「この方法でどこまで解決できるのか」という技術の限界・可能性を知っていると、方針が立てやすくなります。
具体的な事例の解決を目的としない研究のことを基礎研究と言いますが、すべての具体的解決法にはそのバックグラウンドに基礎研究があります。
私はあなたのことを知らないのでわかりませんが、基礎研究を学ぶことはもしかしたらあなたの役には立たないかもしれません。しかし、それを役立てることのできる人はいて、その人たちの成果をあなたも享受しているのです。
投稿2019/11/20 01:05
総合スコア28669
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「理論計算機」で切るのは一般的な単語ではなく、「理論計算機科学」で一語として扱われます。
ステートマシン、オートマトン、チューリングマシン、正規表現、ラムダ計算など。
正規表現は検索などでおなじみかと思いますし、ラムダ計算は関数型言語の理論的な基礎となっています。
チューリングマシンのモデルからは、チューリング完全（それなりにプログラミング言語を作れば、計算できる範囲はどんな言語でも一致する）といった重要な結果が導かれます。
また、さらに発展させていくと計算量理論といって、「ある計算を実行するのに必要な時間」を考える枠組みもあります。O(N)やO(N**2)のような、データ量に比してどれだけ時間を消費するのかというのは、実際のプログラミングでも考えないといけません。
投稿2019/11/20 00:48
総合スコア145967
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プログラムが有限時間内に終わるか否か（計算結果が確かに得られるのか）というのは、計算機科学における大きな問題です。
チューリングマシン（理論計算機）は、それを議論するための機構として考案された理論上のマシンですので、実用的に計算をさせるようなものではありません。
もし、チューリングマシンで計算がどのように行われるのかに興味があるなら、
J. Garrigue: 計算と論理 の資料がよく整理されていて読みやすいと思います。
投稿2019/11/20 02:02
総合スコア6915
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実益に供するかという観点では、勉強する意義はおそらくほとんどありません。それでも、何かについて説明を与えてくれるのであれば重要な学術領域です。
理論計算機科学は、哲学・数学・言語学などと同列にみなしておくのが穏当です。
投稿2019/11/20 04:24
総合スコア30935
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理論計算機を勉強することでこんなことが出来るようになる
多分、理論物理学を勉強して、何に役に立ちますか?
という問いに対する回答と同じになると思います。
答え> すぐには役に立ちません。
でしょうか。
興味があれば、勉強しても良いですが、評価されるのは、ずっと後でしょう。
投稿2019/11/20 11:51
総合スコア6385
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