Kotlinの挙動について（Androidの公式トレーニングのソースで疑問を持ちました）

KotlinでAndroidの公式トレーニングのソースを読んでいて、疑問に思ったので簡単なコードで試してみたのですが、どうしてもよくわからないので教えてください。

class Point(val x: Int, val y: Int) {
fun getX(){
println("X = $x")
}

fun getY() {
    println("Y = $y")
}

}

fun main(args: Array<String>) {
val p1 = Point(3, 5)
.getX()
.getY()

println(p1)
}

これをコンパイルすると、「.getY()」のところでエラーになります。
.getX()はいいのになんで.getY()がダメなのかがわかりません。

よろしくお願い致します。

行動規範の内容に同意します

回答1件

ベストアンサー

次のようにすればうまくいきます。

Kotlin
1class Point(val x: Int, val y: Int) {
2	fun getX() : Point{
3		println("X = $x")
4		return this
5	}
6
7	fun getY() {
8		println("Y = $y")
9	}
10}
11
12fun main(args: Array<String>) {
13	val p1 = Point(3, 5)
14		.getX()
15        .getY()
16
17	println(p1)
18}

何が違うかというと、getX() の戻り値として this を返しているところです。
修正前のコードでは、Point(3, 5).getX().getY() となっていました。つまり、Point(3, 5) で作られた Point 型のオブジェクトのメソッドである getX() を呼び出し、その戻り値のメソッドである getY() を呼び出そうとしていました。

ところが、getX() は戻り値を戻さないメソッドなので、失敗したということです。そこで、getX() の戻り値として Point 型の this を返すことで成功するようになりました。

もう一つの修正法は次です。

Kotlin
1class Point(val x: Int, val y: Int) {
2	fun getX(){
3		println("X = $x")
4	}
5
6	fun getY() {
7		println("Y = $y")
8	}
9}
10
11fun main(args: Array<String>) {
12	val p1 = Point(3, 5)
13	p1.getX()
14	p1.getY()
15
16	println(p1)
17}