autologin、autoboot scriptの実行(再）

Question

前回表題の件をUPしたのですが、回答いただけず取り下げ処置を取りました。
要旨とするところは
linuxの起動時に2つのprogramを実行します。
autologin
autoboot
です。
前者はGOとなったが後者は無視される、
その理由として前者は*.cのprogramを、
後者は*.shを実行することに原因がある、つまりscriptを実行してくれない要因がある、その解決策を教えてほしい、というものでした。

実行過程で両者に干渉がある可能性が浮上しました。そこで前者を単なるwaitに変更してみました。
for(i=0;i <1000; i++) {}

なんとこれでautbootしてしまいました。
つまりscriptを実行しない何らかの要因があるというのは誤りらしいことが分かりました。
これでようやく自動的にlinux側programが立ち上がるようになりました。
そこで質問があります。
１．loginしないでlinux OSが使える、これは正しいのでしょうか？。
以前にもこの問題はありました。autologin,autboot両方の機能を動作させたつもりが、実際は前者の実行が遅れ（？）、後者が先行して動作状態に入ってしまったらしく前者は実行されていませんでした。
この事態に気が付かず数か月間使い続け、その間は特に動作に支障はありませんでした。
このような動作で発生が予想される問題はありますか？

２．もちろんloginなしの動作は回避したいです。
今回は幸い（？）autologinが先に実行されます。それがどのような理由に寄るのは把握できませんが。
ここで適切なシーケンスになる措置を行えばこの異常は解消できるのではないかと考えられます。
前者の*.cは以下です：

autologin.c:
#include <unistd.h>
#include <stdio.h>
int main()
{
	execlp( "login", "login", "-f", "root", 0);
}

この後にwaitを入れるなどの措置がとれればいいのですが。
autologinのbinはひとつのprogramである必要があると思います。
modifyしたprogramをご教示願えれば幸いです。

Answer 1

linuxの起動時に2つのprogramを実行します。
autologin
autoboot
です。
前者はGOとなったが後者は無視される、

2つのプログラムを実行する、とありますが、順番に実行しているのですよね。
autologinの方が中でexeclpでloginコマンドを実行しているのであれば、そのloginセッションが起動してしまうのであるから、logoutするまで戻ってこないかたちとなり、見た目、次のautobootが実行されていないように見えているのでは？と思います。

autobootに先行するプログラムautologinのコードでfor (i=0; i<1000...の空ループでOKなのは、autologinのプロセスが速やかに終わり、次のautobootがすぐに実行されているからだと思います。

１．loginしないでlinux OSが使える、これは正しいのでしょうか？。

使える、と言うことがユーザー(人間)が使えることを想定した話なのであれば、ログインしなくても別に間違いではありません。ログインとはこの場合、ユーザーがターミナルを介してシェルを起動することを指します。loginコマンドを使わなければ、シェルをそのまま使う状況になるでしょう。組み込みlinuxなどではinittabファイルを修正して、ログインプロンプトすら出さないようにすることもありますし、linuxが最初に必ず起動するinitプロセスからrc.*らの起動スクリプトを経て、rootユーザーとデーモンプロセスだけで運用することもざらです。SUIDやSGIDを使えば、あらかじめ作成したユーザーやグループの権限でプログラムを起動することもできます。

２．もちろんloginなしの動作は回避したいです。

一般的には、inittabファイルでgettyなどのターミナルが起動するように設定するのでは？と思います。シリアルコンソール専用などとする場合もありますが。busyboxなどを使われているのであれば、細かい部分で違いはあるかもしれませんが、概ね同じ状況だと思います。

Comments

[Gammodler]

dodox86様
早速の回答ありがとうございます。

autologinすると/home/usrでcommand待ちの状態になります。
このとき次のmystartup.shの起動を期待しているのですが、これは実行されないようです。
その内容：
　#!/bin/sh
　mount /dev/mmcblk0p1 /mnt
　/mnt/startup.sh
です。starup.shは実行されません。

Target側ではautologinおよびmystartup.shは/etc/以下に下記のように格納されています：
/etc/rc5.d#:
/etc/init.d/autologin
lrwxrwxrwx 1 root root 21 Oct 21 2019 S99mystartup -> /etc/init.d/mystartup 　　　←　望ましくないゴミ
lrwxrwxrwx 1 root root 24 Oct 21 2019 S99mystartup.sh -> /etc/init.d/mystartup.sh

/etc/init.d#:
-rwxr-xr-x 1 root root 2912 Oct 21 2019 autologin
root root 55 Oct 21 2019 mystartup.sh

busyboxは使っていません。
mystartup.shは実行開始で無限Loopに飛び込んでしまいますが、autologinの方は実行を一瞬で終了、次のScript開始のcommandを発行してくれることを期待していたのですが、何かの状態に移行しているらしいです。

loginという手続きを経ないでlinuxを含めたシステムを動作させることはざらにあること、と伺い安心しました。
gettyなどターミナルの件、研究いたします。
問題の一つが解決しました。
ありがとうございました。

[dodox86]

もしかしたらまだ質問と回答の間で内容の取り違いがあるのかもしれませんが：

> autologinすると/home/usrでcommand待ちの状態になります。

$ や # がプロンプトとして表示されている状態ですよね？それがログインセッション（シェル）の状態です。それも一つのプロセス実行中の状態なので、それが終わる(logout)するまでは次に進まないと思います。（回答ではそれを言っています）
loginセッションの中でmystartup.sh を別途実行したいのであれば、別の工夫がいると思います。loginコマンドの動作を念頭に置いてみてください。
https://linuxjm.osdn.jp/html/shadow/man1/login.1.html

[dodox86]

簡単に書くと、linuxはrc.*などの起動スクリプト実行のあと、inittabの指定にしたがい、getty、mingettyなどのターミナル起動の受け口をもって待機しています。ユーザーがコンソールなどを開くとその受け口のひとつが接続され、"login:"と表示され、シェルに入っていきます。複数のターミナルでログインができるのはそのメカニズムのおかげです。

[Gammodler]

dodox86様
そうですね、私も意味を取り違えていることに気が付きました。
そもシェルというものに基本的理解を欠いていることに気が付きました。
tty、inittabなど、解決の方向を示していただいていますが、結果が出たところで別スレッドで報告いたします。
重ねてのコメント、ありがとうございました。