VBA 配列に入れたシートを条件を付けて開く

Question

前提・実現したいこと

いつもお世話になっております。VBAに関する質問です。

複数のファイルを開いて1つのシートに集計をするため、ファイルを配列に入れて処理をしたのですが、配列に入れたファイルがない場合に処理が止まってしまいます。

そこで、条件などを付けてファイルを開く方法を知りたいです。

発生している問題・エラーメッセージ

インデックスが有効範囲にありません。

該当のソースコード

Dim strFiles()  As String
    Dim i           As Integer
    Dim fileNum     As Integer

    With Application.FileDialog(msoFileDialogOpen)
        .AllowMultiSelect = True
        
        .Filters.Clear
        .Filters.Add Description:="全てのファイル", Extensions:="*.*"

        .Title = "ファイルを開く"

        If Not .Show Then Exit Sub
        
        fileNum = .SelectedItems.Count
        ReDim strFiles(1 To fileNum)
        
        For i = 1 To fileNum
            strFiles(i) = .SelectedItems(i)
        Next i

    End With

'処理をするファイルを複数指定

Workbooks.Open strFiles(1)
'処理1
Workbooks.Open strFiles(2)
'処理2
Workbooks.Open strFiles(3)
'処理3

'選択したファイルが2つだと、Workbooks.Open strFiles(3) で上記のエラーメッセージが出る。

試したこと

補足情報（FW/ツールのバージョンなど）

Answer 1

VBAでは、ファイルを開けない等の例外が起きる可能性があるコードを実行する場合には、On Error文で、エラーが発生した時の処理を指定します。

On Error Goto ラベル名
を使うと、エラーが発生した時の飛び先(ラベル）が指定できます。

On Error Resume Next
を使うと、エラーが発生しても、知らんぷりして先に進みます。

ワークブックを開いてみて、失敗したらメッセージを表示してから次の処理(次のファイル名でワークブックを開いて忌むる）に進むようにするなら、以下のようなコードになります。
コメントで動作の説明をしているので、参考にしてください。

Dim strFiles()  As String
    Dim i           As Integer
    Dim fileNum     As Integer
    Dim wb as WorkBook

    With Application.FileDialog(msoFileDialogOpen)
        .AllowMultiSelect = True

        .Filters.Clear
        .Filters.Add Description:="全てのファイル", Extensions:="*.*"

        .Title = "ファイルを開く"

        If Not .Show Then Exit Sub

        fileNum = .SelectedItems.Count
        ReDim strFiles(1 To fileNum)

        For i = 1 To fileNum
            strFiles(i) = .SelectedItems(i)
        Next i

        ' ファイルを開いてみて、失敗したら(ファイルが無かったら)スキップするループ

        On Error Goto FileNotFound  '失敗したら、ラベル FileNotFoundに飛ぶように設定

        For i = 1 to fileNum
　　　　　 wb = Workbooks.open strFiles(i) 'ワークブックを開いてみる
          '
          ' ここに、開いたワークブックを使った処理を書く。
          ' ワークブックを開くのに失敗した時は、ラベル FileNotFoundのところに飛ぶので、
          ' ここに書いたコードは実行されない。
          '
          Goto NextLoop 'エラーが起きた際のメッセージを出す部分を飛ばす

        FileNotFound:   'ラベル　　ワークブックが開けなかったら、ここに飛んでくる
           'エラーが起きたのだから、その旨のメッセージを表示する
　　　　　　msgbox("ファイル " & strFiles(i) " を開くことが出来ませんでした")

        NextLoop:
        Next i

    End With

Answer 2

最初の回答は忘れてください（忘れなくてもいいけど質問の本筋ではなかったです）

2個しか選んでいないのに3個目を開こうとしたときにエラーになるって話ですね。
ループで処理しましょう。

Dim strFiles()  As String
    Dim i           As Integer
    Dim fileNum     As Integer

    With Application.FileDialog(msoFileDialogOpen)
        .AllowMultiSelect = True

        .Filters.Clear
        .Filters.Add Description:="全てのファイル", Extensions:="*.*"

        .Title = "ファイルを開く"

        If Not .Show Then Exit Sub

        fileNum = .SelectedItems.Count
        ReDim strFiles(1 To fileNum)

        For i = 1 To fileNum
            strFiles(i) = .SelectedItems(i)
        Next i

    End With

'処理をするファイルを複数指定

For i = 1 To fileNum
    Workbooks.Open strFiles(i)
    '処理
Next

以下は最初の回答

配列に入れなおす必要性に関しては他の回答通り無駄な処理と思いますが、本件の問題は、いざ開こうと思ったらファイルがなかったときの対応方法と思います。
仕様にもよるのですが、以下の３つの対応方法があると思います。

１．エラーを無視する

開けなかったとしても無視して処理を進める場合です。
関数内冒頭にOn Error Resume Nextを宣言しましょう。

Dim strFiles()  As String
On Error Resume Next
～

２．エラーが出たらメッセージを出して次の処理へ進める

さすがにエラー無視はあれなんでメッセージくらいは出しましょう。
関数内冒頭でOn Error Gotoを宣言して、エラーをハンドリングできるようにします。

Sub sample1()
    On Error GoTo ERRHDL
    Workbooks.Open "A.xlsx"
    Workbooks.Open "B.xlsx"
    Exit Sub

ERRHDL:
    MsgBox Err.Description
    Resume Next
End Sub

３．開く前にファイルがあるかチェックする

普通はこれです。
エラーが起きないように作るようにしましょう。
以下のサンプルはファイル名をべた書きしてるので上長ですが、配列に入っているのですからループで回せば簡単ですね。

Sub sample1()
    If Dir("a.xlsx") <> "" Then
        Workbooks.Open "a.xlsx"
    Else
        MsgBox "A.xlsxは存在しません"
    End If
    If Dir("B.xlsx") <> "" Then
        Workbooks.Open "B.xlsx"
    Else
        MsgBox "B.xlsxは存在しません"
    End If
End Sub

上記に挙げたのはあくまでもサンプルなので、あとはご自分のコードに適用してみてください。
.

Answer 3

SelectedItems自体はコレクションで配列みたいなものですので、わざわざ配列に入れなおすのは無駄ですね。

SelectedItemsにファイル名が格納されているので、それに対して、Forループで回して処理すればいいのでは。

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コード例

Public Sub OpenBooks()

    With Application.FileDialog(msoFileDialogOpen)
        .AllowMultiSelect = True
        .Filters.Clear
        .Filters.Add Description:="全てのファイル", Extensions:="*.*"
        .Title = "ファイルを開く"

        If Not .Show Then Exit Sub
        
        Dim i As Integer
        For i = 1 To .SelectedItems.Count            
            Workbooks.Open strFiles(i)
'            処理i
        Next
    End With

End Sub

コード例2
For Each でループしてみました。個人的にはこちらの方が読みやすいと思います。

Public Sub OpenBooks2()

    With Application.FileDialog(msoFileDialogOpen)
        .AllowMultiSelect = True
        .Filters.Clear
        .Filters.Add "Excelブック", "*.xls; *.xlsx; *.xlsm", 1
        .Title = "ワークブックを開く"

        If Not .Show Then Exit Sub
        
        Dim SelectedBook As Variant
        For Each SelectedBook In .SelectedItems
            Workbooks.Open SelectedBook
'            処理
        Next
    End With

End Sub

処理の部分が長いなら、関数に分割するといいでしょう。

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SelectedItemsに対してはForで回せば、ファイルが存在しないということは通常はあり得ないですか、
処理途中で削除されたとか、排他ロックさていて開けないとか、ファイルが壊れていて開けないとか、、、
いろいろあると思いますので、その場合のエラー処理も追加したコード例

Public Sub OpenBooks()

    With Application.FileDialog(msoFileDialogOpen)
        .AllowMultiSelect = True
        .Filters.Clear
        .Filters.Add "Excelブック", "*.xls; *.xlsx; *.xlsm", 1
        .Title = "ワークブックを開く"

        If Not .Show Then Exit Sub
        
        Dim SelectedBook As Variant
        For Each SelectedBook In .SelectedItems
            Call ProcessToBook(ProcessToBook)
        Next
    End With

End Sub

Public Sub ProcessToBook(BookName As String)
    Dim wb As Workbook
    Set wb = Workbooks.Open(BookName)
    If Err.Number <> 0 Then
        MsgBox Err.Description
        ProcessToBook = False
        Exit Sub
    End If
    On Error GoTo 0
    
    'ここにブックへの処理を記述
    'これ以降でエラー処理が必要なら、上記のブックが開けなかった場合のエラー処理とは別に
    ’ここからOn Error を記述
    
    wb.Close: Set wb = Nothing
End Sub

この辺りはいろいろ好みがあると思いますので、自分が書くならというコード例です。
参考までに。