ADS1115のデータシートは、テキサスインスツルメンツのサイト ADS111x Ultra-Small, Low-Power, I
2C-Compatible, 860-SPS, 16-Bit ADCs
With Internal Reference, Oscillator, and Programmable Comparator
にあります。
まず、一通り読んで下さい。
「その辺のページ」がどんなものか判りませんが、I2Cで制御するチップは、それなりに複雑な機能を持っているので、ちゃんとした情報はデータシートから取得すべきです。
ADS1115には4つのレジスタがあり、Address Pointer Register(8bit)で、どのレジスタにアクセスするのかを選択します。
・Config register : ADS1115の動作を設定するレジスタ どのピンの信号を変換するのか、アンプのゲイン、変換モード(連続か単発か)、変換周期(8回/s ~ 860回/s)といったものを設定する(16bit,書き込み専用)
・Conversion register:A/D変換した結果が入るレジスタ(16bit,読み出し専用)
・スレッショルドレジスタ (Lo_thresh と Hi_thresh): comparatorモードの際に使う、上下のスレッショルド値を設定するレジスタ
I2CでADS1115を操作する方法については、"9.5 Programming"の章(22ページ)で説明されています。
"9.5.3 Writing To and Reading From the Registers"(24ページ)の図"Figure 30. Timing Diagram for Reading From ADS111x"が、データを読み出す際の手順。
I2C通信で、PC側がMasterになり、ADS1115がSlaveになります。I2Cのアドレスは7ビットで、00(0b0000000)-7F(0b1111111)の範囲です。
連続でA/D変換するように既に設定してあるとして、A/D変換した結果を得ようとすると、
Frame 1: Slave Address Byte
ADS1115のアドレス(0b1001000)に書き込むので、0b1001000に書き込みを意味する0を付け加えれ、0b10010000を送信
Frame 2: Address Pointer Register
変換結果が入るConversion registerを指定する 0b00000000を送信
Frame 3: Slave Address Byte
次はADS1115からのデータの読み出しなので、ADS1115のアドレス(0b1001000)に読み出しを意味する1を付け加えれ、0b10010001を送信
Frame 4: Data Byte 1 Read Register
Conversion registerの上位8ビットを読み出し
Frame 5: Data Byte 2 Read Register
Conversion registerの下位8ビットを読み出し
というようなやりとりになるでしょう。
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上記を踏まえると、
i2cget -y 1 0b10010000 0b00000000 0b10010001 w
で、A/D変換した結果がえられるのではないかと思います。
"i2cget -y 1 0x48 0x00 w"では、0b01001000が送られますが、それで指定しているアドレスは0b0100100 (0x24)となります。
そのアドレスを持つ機器が無いので応答が返らず、「Error: Could not set address to 0x48: Device or resource busy」というエラーになったのではないでしょうか。