VC++において使用しなかった関数はコンパイルしたexeに含まれるのか

Question

こんばんは
VC++のデスクトップアプリケーションでプログラムを組むときによく使う関数を一つのcppとhにまとめて書いています。
(上のやり方はあまり良くないかもしれませんが、個人の練習プログラムなので良しとしています)

そこで疑問なのですが、main関数内や、メイン関数で使用した関数で使用した関数...以外の全く使われなかった関数はコンパイル時にexeファイルに含まれるのでしょうか？

具体的に書くとmain.cppでインクルードしているtest.hで宣言している関数(定義はtest.cpp)をmain.cppで使わなかった場合、この関数の処理はexeファイルに含まれますか？
またライブラリをリンクして、ヘッダを読み込んだ場合も、ライブラリの関数等を使わなければライブラリ内の処理はexeに含まれますか？(例えばwininet.libなど)

色々調べてみたのですが見つけられませんでした

Answer 1

リンカーと呼ばれるオブジェクトファイルやライブラリファイルから実行ファイル(*.exe)を作成するプログラムが行う作業になります。

プロジェクトのプロパティ>リンカー>最適化>参照 が
「はい/OPT:REF」になっていると参照されていない関数が削除されている可能性があります。

デバッグビルドの場合は、この最適化は基本的に有効化されていません。
リリースビルドの場合は有効化されている可能性が高いです。

なお、あくまで「リンカー」が行う作業のため、コンパイル時(.c→.obj時)に削除する事は基本ありません。
(static関数くらいは消すかも)

Comments

[nicoyou]

リリースの最適化は、はい/OPT:REFになっていました
VC++では一応削除されるんですね
ただ、確実に消えるわけではない様なので#ifdefな度を使って一時的に消せるようなプログラムを考えてみますm(__)m

Answer 2

GCCでのC言語に限定しますと、staticをつけた関数で使われないものは削除されますね。

＃削除しないようにするオプションもあります

ライブラリは使用しない関数はリンクされず、一般的には実行ファイル中には存在しません
ましかし、あくまで実装依存の話となるんでそこはご注意