oracle.DataAccess.dllが見つかりませんとエラーが出てしまいます。

Question

現在、Vb.net2017とOracle12Cを使用したwindowsフォームのシステム開発を行っているのですが、
VisualStudioのデザインを開くと
「ファイルまたはアセンブリ名 'Oracle.DataAccess'、またはその依存関係の１つが読み込めませんでした。指定されたファイルが見つかりません。」
とエラーが出てしまいます。
また、デザインが開けないだけで、実行するとDBに接続して検索など行えている状態です。
環境としては、下記のとおりです。

OS：
WindowsServer2016(x64)

DB：
Oracle12c(x64)
ODAC12c(x64)

ソース：
★★★ 共通部品 ★★★
CommonConst.sln
参照…Oracle.DataAccess.dll(x64)

CommonControl.sln
参照…特になし

CommonForm.sln
参照…CommonConst.dll(AnyCPU)、CommonControl.dll(AnyCPU)、Oracle.DataAccess.dll(x64)

★★★ 画面 ★★★
TestForm.sln
参照…CommonConst.dll(AnyCPU)、CommonControl.dll(AnyCPU)、CommonForm.dll(AnyCPU)、Oracle.DataAccess.dll(x64)
※TestFormはCommonFormを継承して作られる子フォームです。

こういった環境でTestFormのデザインを開くとエラーが発生してしまいます。

Comments

[kalpin]

みなさん回答ありがとうございます。
まだ試した訳ではありせんが、32bitをインストールする方向で進めてみようと思います

Answer 1

64bit の ODP.NET を参照して、CommonForm の中で

Public Class CommonForm
    Public con As Oracle.DataAccess.Client.OracleConnection
End Class

みたいなことをやっていないでしょうか？
であれば、以下があてはまります。
そうでない場合はスルーしてください。

上のように書いてしまうと、CommonForm をデザインするときはエラーになりませんが、TestForm をデザインするとエラーになるはずです。

解消するには、

(1) SurferOnWww さんが書いてらっしゃいますように、32bit の ODP.NET を参照設定する
(2) ODP.NET のコンポーネントを使うコードをすべて他のクラスにもっていき、UI 部品から ODP.NET のコンポーネントへの参照をすべて排除する
(3) AnyCPU な Oracle.ManagedDataAccess(管理対象ドライバ) を使う (参照設定して DataAccess → ManagedDataAccess にするだけ)

ということが考えられるかと思います。

理想は、(2) なのかなと思いますが、もう作りこんでしまっているので現実的ではないでしょうね。

32bit と 64bit の共存は可能です。

私は Windows 10 に 32bit:11G(11.2) と 64bit:12c(12.1) を入れて使っています。
VB6.0 の保守案件があるので 11G から離れられないのです。

サポート状況を見ると、この組み合わせが一番幅広いバージョンに接続できそうなので
https://www.oracle.com/jp/system-requirement/interoperability-support-195844-ja.html

工夫している点は

・TNS_ADMIN 環境変数を設定して、32bit と 64bit の両方が同じ TNSNAMES.ora を参照する
・PATH 環境変数の調整
(コマンドプロンプトから where sqlplus とうって、普段使うツールのビット数のものが先にくるようにする)

といったところです。

Answer 2

Visual Studio には 32-bit 版しか存在しないということを覚えておいてください。

問題は、64-bit OS の WOW64 上で 32-bit 動作をしている Visual Studio から 64-bit 版の ODP.NET を使って DB にアクセスしようとしていることです (デザイナーを使うということはそういうことです)。

アプリを x86 でコンパイルすれば同じ問題が出るはずです。

ODT.NET もインストールしていると思いますが、こちらは 32-bit 版しかないので 32/64-bit 不整合の問題は出ないはずです。でも、ODP.NET には 32/64-bit 版の両方あるので注意が必要ということだったと記憶しています。

解決策は 32-bit 版の ODP.NET を使うことです。ただ、32/64-bit 版の ODP.NET が同一 PC でうまく共存できるかどうかが自分はわかりません。(ACE プロバイダなど共存できないものもあります)

【追記】

かなり古い記事ですが、何故 32/64-bit の不整合がダメなのかが書いてある記事を紹介しておきます。Visual Studio の話は Part 1 に書かれていますので見てください。

Part 1. 64 ビット Windows OS の基本知識
https://blogs.msdn.microsoft.com/nakama/2008/10/30/part-1-64-windows-os/

Part 2. .NET Framework 2.0 アプリケーションの 64 ビット対応
https://blogs.msdn.microsoft.com/nakama/2008/11/05/part-2-net-framework-2-0-64/

Visual Studio のデザイナを使う時だけの問題であれば、KOZ6.0 さんのレスによれば 32/64-bit ODP.NET は同一 PC 内で共存できるようなので、32-bit 版 ODP.NET を開発マシンにインストールすれば、全て解決しそうな気がします。

Answer 3

Oracle Database Clientのソフトウェア要件 は満たしているでしょうか？Windows10 Home Premium で使える、って言い張る人が時々います。

エラーメッセージや実行ログは要約しないでそのままコピペしましょう。

Oracle.DataAccess参照時におけるエラーについて が参考になるでしょうか？

Comments

[kalpin]

要件については確認したところ問題ないかと思います。
また、エラーメッセージについては追記しておきました。
最後のリンクも確認しましたが、今回は実行はできるけどデザイナが開けないという事象なので少し違うかなと思います。。

[退会済みユーザー]

最後のリンクの MSDN Forum の話で、少なくとも一番最初の質問の問題は Visual Studio から Oracle への接続だと理解してますが、その理解が正しければ、私がここの回答に書いた Visual Studio と ODP.NET の 32/64-bit 不整合の問題に起因するものです。

その後のやり取りで話が発散してしまっていますが、MSDN Forum の一番最初の質問の話はここでの話と同じ問題だと思います。

[Orlofsky]

確かに 32bit の問題も多いですね。