ヘッダファイル内での配列の初期化について(C++)

Question

ヘッダファイル内での配列の初期化について(C++)

以下のようにヘッダファイル(Topology.hpp)を作成しました．
クラス内でネットワークの隣接情報を格納する二次元配列Network[][]を定義し，その後配列の各値に，ノード間の距離を代入(Network[0][1]=593.3 ...)して初期化しようとしました．

しかし結果として値の代入部分の処理で以下のようなエラーが発生してしまいました．

この宣言にはストレージクラスまたは型指定子がありません．

ヘッダファイル内でこのように"配列に値を代入する"といった処理を行うことはそもそもできないのでしょうか．
最終的には，ヘッダファイル内でNetwork[][]の値を初期化し，それを外部のc++ファイルでインクルードすることによって，そのc++ファイル内からNetwork[][]にアクセスできるようにしたいと思っております．
おとなしくコンストラクタ内で値を代入する方が得策でしょうか．
よろしくお願いいたします．

#ifndef  _TOPOLOGY_H
#define  _TOPOLOGY_H

class  CTopology {
public:
	CTopology() { ctor(); } //!< コンストラクタ
	~CTopology() { dtor(); } //!< デストラクタ

	double Network[12][12] = {};

	//JPN12
	Network[0][1] = 593.3;
	Network[0][3] = 1256.4;
	Network[1][2] = 351.8;
	Network[2][3] = 47.4;
	Network[2][6] = 366;
	Network[3][5] = 250.7;
	Network[5][4] = 252.2;
	Network[5][6] = 250.8;
	Network[6][7] = 186.6;
	Network[4][7] = 263.8;
	Network[6][9] = 490.7;
	Network[7][8] = 341.6;
	Network[8][9] = 66.2;
	Network[8][10] = 280.7;
	Network[9][11] = 1158.7;
	Network[9][10] = 365;
	Network[10][11] = 911.9;
	Network[1][0] = 593.3;
	Network[3][0] = 1256.4;
	Network[2][1] = 351.8;
	Network[3][2] = 47.4;
	Network[6][2] = 366;
	Network[5][3] = 250.7;
	Network[4][5] = 252.2;
	Network[6][5] = 250.8;
	Network[7][6] = 186.6;
	Network[7][4] = 263.8;
	Network[9][6] = 490.7;
	Network[8][7] = 341.6;
	Network[9][8] = 66.2;
	Network[10][8] = 280.7;
	Network[11][9] = 1158.7;
	Network[10][9] = 365;
	Network[11][10] = 911.9;
	
private:
	virtual void ctor(void); //!< コンストラクタ処理
	virtual void dtor(void); //!< デストラクタ処理
	
};

#endif  // _Topology_H

Answer 1

代入はできませんが初期化はできますので、こんな方法もあります。

#ifndef  _TOPOLOGY_H
#define  _TOPOLOGY_H

class  CTopology {
public:
    CTopology() { ctor(); } //!< コンストラクタ
    ~CTopology() { dtor(); } //!< デストラクタ

	double Network[12][12] = {
		{ 0, 593.3, 0, 1256.4 },		//[0]
		{ 0, 0, 351.8 },				//[1]
		{ 0, 0, 0, 47.4, 0, 0, 366},	//[2]
	};
    //JPN12
    //Network[0][1] = 593.3;
    //Network[0][3] = 1256.4;
    //Network[1][2] = 351.8;
    //Network[2][3] = 47.4;
    //Network[2][6] = 366;
    //Network[3][5] = 250.7;
    //Network[5][4] = 252.2;
    //Network[5][6] = 250.8;
    //Network[6][7] = 186.6;
    //Network[4][7] = 263.8;
    //Network[6][9] = 490.7;
    //Network[7][8] = 341.6;
    //Network[8][9] = 66.2;
    //Network[8][10] = 280.7;
    //Network[9][11] = 1158.7;
    //Network[9][10] = 365;
    //Network[10][11] = 911.9;
    //Network[1][0] = 593.3;
    //Network[3][0] = 1256.4;
    //Network[2][1] = 351.8;
    //Network[3][2] = 47.4;
    //Network[6][2] = 366;
    //Network[5][3] = 250.7;
    //Network[4][5] = 252.2;
    //Network[6][5] = 250.8;
    //Network[7][6] = 186.6;
    //Network[7][4] = 263.8;
    //Network[9][6] = 490.7;
    //Network[8][7] = 341.6;
    //Network[9][8] = 66.2;
    //Network[10][8] = 280.7;
    //Network[11][9] = 1158.7;
    //Network[10][9] = 365;
    //Network[11][10] = 911.9;

private:
    virtual void ctor(void); //!< コンストラクタ処理
    virtual void dtor(void); //!< デストラクタ処理

};

#endif  // _Topology_H

Answer 2

初期化式と代入文は区別する必要があります
初期化式は変数の宣言時に書けますが、代入文はメソッド／関数の中で実行させるもんです

Answer 3

こんにちは。

クラスの中に直接実行文はかけません。（C++はそのような言語です。）
ctor()関数の中にかけば良いはずです。
どうしてもヘッダで初期化したいなら、ctor()関数をヘッダ内で定義すれば良いです。

Answer 4

値を与えること自体は解決しているようなので余談になっちゃいますが。

「ヘッダファイル」というファイルに厳密な定義はありません...
複数ソースで共通になるマクロや宣言等を括りだして、必要なファイルで読み込む(展開する)ようにしたものがヘッダというだけなので、本質的にソース本体に記述する場合となにかが違うということはありません。
#include <ファイル>あるいは#include "ファイル" とすると、コンパイル時に前処理(プリプロセス)として指定されたファイルをソース上その場所に展開する、という動作をします(いろいろ拡張はありますけれど)。

今回の件を「ヘッダファイル」と関連付けているとどこかで痛い目を見たりしないかとちょっと心配です。

極論、

//file main.cpp
#include <iostream>
#include "main_cxx"
#include "hello_cxx"
#include "end_cxx"

//file main_cxx
int main(){

//file hello_cxx
    std::cout << "Hello world" << std::endl;

//file end_cxx
    return 0;
}

としてmain.cppをコンパイルすればHello worldできちゃうわけで。これで行くとヘッダファイルって何? でしょ。

Answer 5

なんとなくですが、代入をコンストラクタ内( もしくはコンストラクタが呼び出すメンバ関数内 ) でやってみてください。

たぶん、書く場所が問題なのでは?

また、OOP的思考では、できるだけ、メンバ変数はprivateで。