Railsでの破壊的メソッド

Question

Rubyではメソッドの最後に!(びっくりマーク)が付くと破壊的メソッドだと思っていましたが、Railsで出てくるcreate! も破壊的メソッドになるのでしょうか？

よく分かりません。

Answer 1

ActiveRecord の create だと思いますが、 create! は破壊的メソッドではないです。レコードの保存に失敗したときの挙動に違いが出ます。
create! の場合には保存に失敗すると例外が発生します。

それに対して、 create は例外が出ないので、戻り値のオブジェクトで保存されたかどうか判断する必要があります。

obj = User.create(:name => 'taroh')
if (obj.new_record?)
  
else
  # エラー処理
end

例外は本当に「例外」的な場合なので、保存に失敗することはないだろうという時に create! を使います。

• Ruby on Rails3で学ぶWeb開発のキホン（4）：ActiveRecordの更新系操作 (1/2) - ＠IT

破壊的メソッドの ! はオブジェクトの内容を変えるので使う場合には注意が必要というサインだと思います。

• Ruby 破壊的メソッドについて詳しく教えてください。｜teratail

例外はちゃんと捉えないとプログラムが止まってしまうので、create! もより 注意が必要な方 ぐらいの意味ではないでしょうか。

Comments

[lockrock]

分かりやすく教えていただき、ありがとうございました！

Answer 2

内容としては既に回答があるので、そちらを見てもらうとして、ActiveRecordなどに限らず、Ruby標準でも!がつくが破壊的メソッドでない物もあります。あまり使わないと思いますが、exit! 。これはKernelモジュールのモジュールファンクションなので、破壊的と言うことはあり得ないことがわかると思います。

同じく、create!も仮に意味を知らなくても、クラスメソッドなので、破壊的と言うことはまず無いだろうということは想像が付きます。
（クラスもオブジェクトなので、可能性としては「クラスオブジェクトを書き換える」というのはあり得ますが）
一方、類似のsave!の方はインスタンスメソッドなので、インスタンスを書き換えることがあり得るかもと言うことで、やや紛らわしいですね。

また、逆に、!の付かない破壊的メソッドは山ほどありますので、あまり!にこだわらない方が良いです。