C++でのstructでの : の意味

Question

参考にしているC++のプログラムで以下のようなソースがあります．

struct Settings : Object
{
};

これにおいて　:　の役割は何でしょうか？

構造体に関しての説明では，以下のような形式は見るのですが，
: を使った構造体についての説明を見ることができませんでした．

struct 構造体タグ名 {メンバの並び}; /* 型枠の宣言 */

struct 構造体タグ名 構造体変数名; /* 構造体変数の宣言 */

参照
https://qiita.com/nomunomu0504/items/1a72b0150ea0fcf442b0

Answer 1

継承です。

#include <iostream>

struct Object {
    void print() {
        std::cout << "spam\n";
    }
};
struct Settings : Object {
};

int main(void) {
    Settings settings;
    settings.print();   // => spam
}

C++において構造体とクラスとの違いは、メンバのデフォルトの可視性だけです。

Comments

[LenItsuki]

どうもありがとうございます．
ちなみに，「メンバのデフォルトの可視性」とは，どのような意味でしょうか？

[LouiS0616]

private: や public: などで可視性を指定できることはご存知でしょうか。
これを明記しなかったときにどちらが選ばれるか、classとstructで違うということです。

[LenItsuki]

ありがとうございます．可視性について，調べてみます．

[LenItsuki]

関連にアクセス制限ってのがあるんですね？でも，それは可視性とは違うようで，ちょっと難しいです．

[LenItsuki]

可視性=隠蔽（カプセル化）でしょうか？

[LouiS0616]

イコールでは無いですけど、メンバの可視性のコントロールがカプセル化を実現する有力な方法の一つであることは確かです。

[LenItsuki]

ありがとうございます．さらに，勉強してみます