グレイスケールで画像を表示させる方法についての質問です。

Question

プログラム初心者です。
以下のコードで表示される画像のWindow名「test1」と「test2」の違いを教えてください。
実行すると表示される画像の質感がわずかに違う感じがします。

import cv2
import numpy as np
from time import sleep

def test1(path):
    src1=cv2.imread(path,1)
    gray=cv2.cvtColor(src1,cv2.COLOR_BGR2GRAY)
    cv2.imshow('gray',gray)

def test2(path):
    src=cv2.imread(path,0)
    cv2.imshow('src',src)
    cv2.waitKey(0)
    cv2.destroyAllWindows()
 
test1('test.png')
print('test1終了')
sleep(1)
print('test2開始')
sleep(1)
test2('test.png')

Comments

[tachikoma]

カラー画像とグレー画像を比較しているんですかね。結果画像を質問に追記してみてください。
追記:0,1のフラグを見落としてました。このコメントは無視してください

Answer 1

test1 はカラー画像で読みこんでから変換する。
test2 は読み込む段階でグレースケールに変換する。

たしかに test1 と test2 は同じ結果になることを期待しますが、微妙に差がありますね。

import cv2
import numpy as np

# グレースケールで読み込む。
gray1 = cv2.imread('test.png', cv2.IMREAD_GRAYSCALE)

# カラーで読み込んでからグレースケールに変換する。
img = cv2.imread('test.png', cv2.IMREAD_COLOR)
gray2 = cv2.cvtColor(img, cv2.COLOR_BGR2GRAY)

# 輝度値の差の平均
print(np.abs(gray1 - gray2).mean())  # 5.248974338347679

グレースケールに変換する計算方法が微妙に違ったりするのでしょうね。
ドキュメントにも一応明記されています。

When using IMREAD_GRAYSCALE, the codec's internal grayscale conversion will be used, if available. Results may differ to the output of cvtColor()

意訳

cv2.IMREAD_GRAYSCALE でグレースケールとして読み込む場合は、コーデックが提供しているグレースケールの変換機能が利用可能ならそれを使うから、OpenCV が実装しているグレースケールの変換の実装である cvtColor() と結果が違う可能性があるよ。

コーデックというのは、画像を読み書きする外部ライブラリのことです。(libpng, libjpeg, ...)

OpenCV: Image file reading and writing

類似の質問もあったので、貼っておきます。
python - Opencv - Grayscale mode Vs gray color conversion - Stack Overflow
IMREAD_GRAYSCALE and CV_BGR2GRAY · Issue #10824 · opencv/opencv