putchar関数の意義について

Question

putchar関数の存在意義がよくわかりません

ネットで調べると「画面に１文字出力する関数」と書いてあったのですが、
それだとputsやprintfでも代用可能だと思いました

putchar関数を使う意義は何なのでしょうか？

Answer 1

putcharでは、引数として文字列ではなくint型の値を取ります。そのため、「1文字だけ」出力したい時に、それを（文字列を用意することなく）実現できます。なお、'a'のような一重引用符のリテラルは文字列ではなく、数値になります。

なお、putsには出力の最後を改行する機能がありますので、putcharの代わりに使うことはできません。また、printf("%c", c)としても動作は同じですが、「1文字しか出さない」とわかっているのに文字列をパースするのも無駄だというのが、C言語流の考え方です（組み込み環境では、printfのような高度な機能がないこともあります）。

Answer 2

みなさんややこしい回答されてますが、つまりはＣ言語ができた昔は１文字でも表示できることがありがたかったんですｗ

Answer 3

処理系によっては、putchar が実質 fputc になって実質 puts や printf と大差ない処理系も多いですが、
世の中には実装が異なる処理系もあるようですよ。

某社のミニコンでは、putchar 系のコンソール以外のストリームio はバッファリングされる仕様でした。
コンソールで実行すると、文字の表示にものすごい違和感がありましたが…
まぁ、古き良き？時代の名残なのでしょうかねぇ。

Answer 4

フィルタ系のプログラムで、トークンの切り出し（字句解析）をするときに、
ungetc()と組み合わせて使うのが目的なんじゃないでしょうか。
例えば、「一語は1個以上の空白で区切られている空白以外の文字の連続」という仕様があったとすると、
空白のスキップは、

        whike ( (c=getchar()) == ' ' )
                ;
        ungetc(c,stdin);        //先読みした文字を戻す

こんな感じでかけますので、一文字取得は必要です。確かにprintfで代用できますが掛かるコストが違います。

Answer 5

putcharはgetcharと組み合わせて使用することを前提として設計されています。
これは「フィルター」というものを作るときに便利です。
たとえば、読み込んだ文字列を大文字に変換して出力するプログラムを考えてみます。

int c;
while( (c = getchar()) != EOF){
putchar(toupper(c));
}

このように、文字単位でスマートに書けるようputcharは設計されています。
別のもので代用できることは事実ですが、速度や明解性はputcharに軍配が上がると思います。

参考URL
http://gihyo.jp/dev/serial/01/c-programming-introduction/0019