File::deleteの意味は？

Question

JavaでFile::deleteという表記がありますが
1.この書き方はなんというのですか？
2.これはどういう意味ですか？
3.これを受け取る関数は作れるのですか？
お願いします。

Answer 1

1.この書き方はなんというのですか？

Java8で追加された「メソッド参照(method reference)」という記法です。

2.これはどういう意味ですか？

字義通り「クラスjava.io.Fileがもつインスタンスメソッドdeleteへの参照」を意味します。通常であればFileクラスのインスタンスfに対して、f.delete()のようなメソッド呼び出しによりboolean型を返します。これは見方を変えると「Fileクラスのインスタンスを受け取ってboolean型に変換する操作」と解釈できます。

3.これを受け取る関数は作れるのですか？

例えば java.util.functional.Function<File, Boolean> 型として受け取れます。

boolean method(Function<File, Boolean> func)
{
  File f = new File("/tmp/foo");
  // インスタンスfに対してfunc＝File::deleteを呼び出し
  boolean result = func.apply(f);
  return result;
}
    
method(File::delete);  // ★

Comments

[katliner]

ありがとうございます。

Answer 2

1.全体がないので推測ですが、メソッド参照と思われます。
2.Streamの中で使われていると推測します。おそらくこんな感じ…

stream.filter(何か).forEach(File::delete);

(forEachじゃない可能性もあるけどそっちの使い道は微妙そうなのでたぶんこっち)
ざっくりいうと、そのStreamを流れてきた各要素(Fileオブジェクト)それぞれに対して、deleteメソッドを実行するということ。Streamを理解しないとこの辺は説明が難しい。
3.該当する関数型インタフェースの型であれば受け取れます。

Comments

[katliner]

ありがとうございます。