Windowsでファイル情報を維持したままtar.gzファイルを展開・圧縮するには

Question

とあるAndroid端末でブートイメージを書き換えるにはtar.gzでアーカイブされたビルドデータが必要なのですが、公式で配布されているオリジナルのtar.gzを7zipでそのまま展開し、圧縮したのを使ってみたところ、同一のデータと見なされないようで正しく処理されませんでした。

再アーカイブしたときにはオリジナルのtarファイルにはあったパーミッションやユーザーの情報が消えていることが一因なのかもしれません。

Windows環境でtarファイルの編集ができれば楽なのですが、Windowsでtarファイルを取り扱うよい方法はありますでしょうか。なければLinuxでの例でもかまいません。

Answer 1

Windows環境でお望みの操作を行うのは難しいと思います。
なぜなら、ファイルシステムが異なるから。

Linux環境であれば、条件付きで実現できます。
①『維持したい』ユーザー／グループが、名前だけでなく uid/gid も含めて同じ設定にする
② umask も同じ設定にする
③ root ユーザで作業出来る（ただし、tar.gz 内のファイルオーナーが一種類なら、そのユーザーで作業しても可）

この条件下では、対象の tar.gz を普通に「解凍 → 編集 → 再度アーカイブ」で所望の結果が得られると思います。

以下、補足です。
時折、誤解されている方がいらっしゃいますが、tarにアーカイブした際に記録される「ファイル情報」って、ファイル固有の情報ではありません。
あくまでも、ファイルシステム側の「管理情報」に過ぎません。

ですので、同じファイルシステム上で解凍すれば、元の状態が『復元』できますが、ファイルシステムが異なると復元できない場合があります（むしろ復元できない場合が多いです）。

AndroidもLinux系OSなので、同様のファイルシステムが使用されていますが、そのファイルシステム上で持っている「パーミッション」という管理情報は、Windows環境のファイルシステム（NTFS等）では再現不能です（アクセス権の管理方法が全く異なるため）。
同様に uid/gid という概念も、Windowsには当てはまりません。