浮動小数点型に数値を代入するときに、1.0などと小数点をつけるのは何故でしょうか？

Question

タイトルの通りなのですが

なぜ、わざわざ

double foo=2.0;

のように小数点を付けなければならないのでしょうか？

double foo=2;

と整数で記述すると、なにか不具合の元になるのでしょうか？
それとも、見やすさの問題でしょうか？

Answer 1

はい、本来2は整数なので、浮動小数点数リテラルとしては2.0が正解です。

直後にdoubleへ代入するのであれば= 2でも適宜型変換は行われるのですが、数式中に出現した場合などは2.0としておかないと整数除算で進んでしまう、ということもよく発生します。

Answer 2

代入するときの書き方に限定すれば、見やすさの問題ですね。他人の書いたコードを読むとき、double foo = 2.0;と書かれていれば、小数を扱うことが一目で判りますが、double foo = 2;と書かれていると、「整数しか扱わないのにintではなく間違えてdoubleと書いてしまっている？」という可能性があるため、確認する手間が増えてしまいます。そういう手間を取らせないためにも、小数を扱うときは小数点付きで書いた方が良いです。

Answer 3

こんにちは。

その例の場合は特に問題ないです。
しかし、以下のような時は小数点をつけておかないと意図しない結果になるかもしれません。

double foo=10/3;

「浮動小数点を扱っている時は小数点をつける」という習慣があると無駄なトラブルに悩まなくて済みます。