最大の違いは、ダイクストラ法には「スタート地点・ゴール地点」という概念があることです。プリム法では最小スパニング木ができますが、ダイクストラ法でできるのは、スタート地点を根とした最短経路スパニング木です。
そのため、外部の点を木に入れるときの計算方法が異なります。プリム法では、新しい辺を加えるときに、木の内部と外部を結ぶ辺の重みしか考慮しません。これに対してダイクストラ法では、木の内部と外部を結ぶ辺の重みに加え、その辺のうち木の内部にある方の頂点とスタート地点との距離も考慮します。
わかりやすい例として、正三角形ABCとその重心Dを考えてみてください。AからDの4点をつなぐ最小スパニング木はD-A, D-B, D-Cの3本の直線で構成されるものになりますが、AからBへの最短経路は明らかにA-Bです。
点Aを根とした最短経路スパニング木は、A-B, A-C, A-Dの3本の直線で構成されるものになります。
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2018/04/16 11:41