encoding/csvのreader.goにおいて Error()メソッドがどこで使用されているか分からない。

Question

Golang初心者です。

Golangの勉強がてらencoding/csvのreader.goを読んでいたところ以下のメソッドがどのように使われているかが分かりません。

reader.go：73行目

func (e *ParseError) Error() string {
	if e.Err == ErrFieldCount {
		return fmt.Sprintf("record on line %d: %v", e.Line, e.Err)
	}
	if e.StartLine != e.Line {
		return fmt.Sprintf("record on line %d; parse error on line %d, column %d: %v", e.StartLine, e.Line, e.Column, e.Err)
	}
	return fmt.Sprintf("parse error on line %d, column %d: %v", e.Line, e.Column, e.Err)
}

ソース内を検索してもError()が使用されているところが見つからず、どのようにエラーを出力しているのかが分からない状況です。

お手数ですが、上記メソッドがどのようにソース内で使用されているのか、ご教示いただければと思います。

Answer 1

例えばlogやfmtのPrintにわたすと「Error()メソッドを持つもの」を区別してこのメソッドを呼んで文字列します。
「Error()メソッドを持つもの」とはerror型の値です。

つまりすべてのエラーオブジェクトはlogやfmtで文字列化されてコンソールやファイルに出力することができます。

追記:

「type assertion」や「type switch」について調べてみてください。

err := &ParseError{}
v, ok := err.(error)
if ok {
  fmt.Print(v.Error())
}

実際には https://github.com/golang/go/blob/master/src/fmt/print.go#L594-L598
ここでタイプスイッチによりError()メソッドが呼ばれています。

Comments

[damonon]

すみません、上手く把握できていないのですが、&ParseErrorに参照渡しで値を格納すると、Error()メソッドが自動的に呼ばれるということでしょうか？

[nobonobo]

Error()メソッドを持っているかどうか判定しあればError()メソッドで文字列化を自動的に行うよう実装されています。

[damonon]

print.goの中でそういった処理があったのですね。。
すみません、追いかけられていませんでした。
フォローまでして頂き、大変ありがとうございました！