JIT-Compileと普通のcompile言語の実行環境の違いについて

Question

JIT-complie言語（例えばJulia）と
compile言語（例えばC）の違いについて質問です。

JITなcompileを行う言語はスクリプト言語のようにささっとかいてそのまま実行できる点と、一度コンパイルしたファイルを使い回すことでcompile言語くらい早くなるといった点を特徴に持っていると思うのですが（認識が違うかも知れませんが）
JIT-compile言語を通常のcompile言語のように使うことは出来るのでしょうか。

どういうことかと言いますと、例えばドローンなどに組み込むマイコンは容量の問題でCで書いてコンパイルしたプログラムで動かすことが殆どだと思うのですが、これをJuliaでかいてコンパイルしたプログラムで動かすことは出来ますか？
有り体に言うと、CとJuliaでそれぞれつくられるバイナリファイルは同じ環境で動くのでしょうか？

Comments

[unz.hori]

ちょっと何かを勘違いしているようなのですがJIT(Just In Time)とインタプリタを間違えていないですか？少なくともJuliaはググって調べたところJITではなさそうでした。そのマイコン用のJuliaのコンパイラとそれで作成された実行形式が動作する環境があれば動くとしか言いようがないです。以下訂正。Juliaでもインタプリタ的な動作をするものはあるみたいですね。ただインタプリタ方式では速度は出ないと思います。やはり対象のマイコンに最適化されたコードが最速で動作すると思います。

[unz.hori]

Juliaのfor文はなぜ速い?：http://bicycle1885.hatenablog.com/entry/2018/01/08/145347 このサイトでJuliaの速さの仕組みについて書いてありますが他の言語では色々な裏付けを取っているところを省いているので速いと結論づけています。あとインタプリタ方式の処理系ではメモリを大量に使う必要性が出てくる可能性があるため容量の少ないマイコンには不向きなように思います。

Answer 1

コメントにもありますが、JuliaはJITで動くものの、あくまでJuliaのインタプリターの上で動くことを前提にコンパイルされます。このインタプリターを動かすのにメモリが必要になってしまいますので、マイコンなどには不向きではないでしょうか。

Julia自体、まだまだ発展途上の言語で機能の変更が盛んに行われているので何とも言い切れませんが、今のところデスクトップ環境で使うものと考えていいと思います。

Answer 2

dkato0077さんのおっしゃる通り、JuliaではJIT-compileが売りの機能の一つですが、Juliaは現行バージョンの0.6.2ではインタープリタが必須です。現行ではJuliaは静的な実行ファイル（バイナリファイル）を作れません。将来のバージョンで静的な実行ファイルを限定的にcompileできるようにすることは考えていたりなかったり…？という状況です。