Node.jsで取得した.lnkファイルのリンク先パスが文字化けする(windows)

Question

Node.jsのnpmの"windows-shortcut-ps"で取得した.lnkファイルのリンク先パスが文字化けします。
.lnkファイルのリンク先のパスに日本語がつかわれていた場合に日本語の部分が文字化けして取得されてしまいます。
リンク先パスがG:\media\壁紙\a.jpgのlnkファイルのリンク先パスを"windows-shortcut-ps"で取得したらG:\media\�ǎ�\a.jpgになりました

    const {getPath} = require("windows-shortcuts-ps");
    var lnkFilePath="C:\hoge\hoge.lnk";
    getPath(lnkFilePath).then((actualPath) => console.log(actualPath));

※前回投稿した質門のベストアンサーのやり方を参考にした時におきました。

Answer 1

原因

内部でpowershellを使っているとのことなので、CP932(Microsoft ShiftJIS)で結果がエンコードされてnodeに返されるのではないでしょうか？試しにCP932で「壁紙」という内容のテキストをfsを用いて'utf8'で読み込みそれをconsole.logで出力すると

�ǎ�

になりました。

windows-shortcut-psの実装を見ると子供プロセス(power-shell)の出力をデフォルトのエンコーディング(=utf8)と仮定して読みこんでいるように思えます。

https://github.com/felixrieseberg/windows-shortcuts-ps/blob/master/lib/index.js
の30行目あたりでしょうか・・・

対処

自分自身で確認できてないので以下は推測です。

対処案１：

Windowsのファイル名は内部的にはユニコードで管理されていると聞いたことがあるので試しにやってみたところ、コマンドプロンプトでchcp 932, chcp 65001のどちらに変えても日本語のファイル名は文字化けしませんでした。つまりchcpを使えばファイル名をMS ShiftJISでもUTF-8でもどちらのエンコーディングでも表示できるということになると思います。(多分多くの方がご存知なのかも知れません。自分は今回初めて知りました・・・)

そこでnodeを動かす起動元シェル（コマンドプロンプトか、パワーシェル）でchcp 65001にした状態で動かしたらうまく動くのではないかと想像しました。（やってみてないので推測です）

対処案２：

自分はchcp 65001にしてしまうのは抵抗があるので、chcp 932のままでやる方法がほしいと思いました。自分が思いついたのは以下の２つです。

• Windowsのユーティリティーを用いてPowershellの出力をutf-8に変化するようなスクリプトを途中にかまし、それをwindows-shortcuts-psから起動する

• windows-shortcuts-psでpower-shellの出力をバイナリーで受領しiconv-liteのようなコード変換モジュールでshift-jisをutf8へ変換する

いずれにせよwindows-shortcuts-psの改造が必要な方法になってしまいます。

なお、以下のＱ＆Ａをみると子供プロセスの標準出力をバイナリーとして読み込むこと自体はできるようなので技術的には可能だろうとは思いました。

https://stackoverflow.com/questions/6164095/reading-binary-data-from-a-child-process-in-node-js

ただ・・・自分で言っておいてなんですが、この方法は良い方法なのかは少々疑問です。windows-shortcuts-psはお手軽な実装という雰囲気に見えるので対処もお手軽にした方がよいように思えるからです。最初からutf-8でファイル名を扱ってくれるような実装になっているモジュールがあれば一番なのですが・・・

Answer 2

KSwordOfHasteさんの対処案2に近い方法で解決しました。
windows-shortcut-psのコードを書き換えました。
具体的に
30行目のコードを

exec(`powershell.exe -command "${commands.join('')}"`, (err, stdout) => {

から

exec(`powershell.exe -command "chcp 65001;${commands.join('')};"`, (err, stdout) => {

に変えてpowershellの文字コードをchcp 65001でutf-8に変えるようにしました。

次に35行目のコードを

const result = stdout.split('\r\n').filter((v) => !!v)

から

const result = stdout.split('\r\n').filter((v) => !!v).splice(1,1);

に変えました。30行目に足したchcp 65001の結果がresultに含まれるのでsplice()でその部分を削除するためです。