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2024/09/16 13:59

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TakaiY
TakaiY

スコア13584

test CHANGED
@@ -50,3 +50,61 @@
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  > どこに呼び出すのかそもそも元のポジションがどこにあるのかがよくわからないです。
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  returnを「呼び出す」というのは、そこに書くという意味で、どこか別のところにいるものを呼んでくるをいうことではありません。プログラミングの言い回しの一つです。英語でも「call(呼ぶ)」という単語を使います。というか、元が英語で呼ぶは訳語ですねたぶん。
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+
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+ ---
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+ 質問を受けて追記
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+
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+ > コードが記述されているのに、残すのがよくわからず
58
+ プログラムが実行ざれるとき、書いてあるソースコード上にある変数や関数を実際になぞるように動作していると考えているのかもしれませんが、そうではありません。そこにある変数や関数は定義であり、実際にプログラムそのものを使って計算が行なわれているわけではありません。
59
+
60
+ プログラムが実際に実行されるとき、プログラムのプロセルの中で作業用の領域が作られ、その領域に変数などが作られて、それを定義どおりに操作することで処理が進みます。
61
+
62
+ ```ruby
63
+ x = 200
64
+ y = 100
65
+
66
+ puts(x)
67
+ puts(y)
68
+ ```
69
+ これが処理されるとき、
70
+ * 作業領域が作られます。
71
+ * 作業領域に変数xが作られ、そこに200が 代入されます。
72
+ * 作業領域に変数yが作られ、そこに100が代入されます。
73
+ * putsメソッドに、作業領域にあるxの値である200が渡され、呼び出されます。(200が表示される)
74
+ * putsメソッドに、作業領域にあるyの値である100が渡され、呼び出されます。(100が表示される)
75
+ というようなことが起きます。
76
+
77
+ さて、関数が呼ばれるとき、その作業領域は一時的に別の場所にしまわれて、その関数用の別の作業領域が作られます。 そして、その関数の処理が終了して元の処理に戻るとき、作られた作業領域は破棄されてしまいます。
78
+
79
+ 先程の処理で関数addを呼んでみましょう。
80
+ ```ruby
81
+ x = 200
82
+ y = 100
83
+ z = add(x, y)
84
+
85
+ puts(x)
86
+ puts(y)
87
+ puts(z)
88
+
89
+ # 以下はエラー
90
+ puts(a)
91
+ puts(b)
92
+ puts(s)
93
+ ```
94
+ add関数は、returnのある版だとしましょう。
95
+ add(x, y)が 呼ばれると
96
+ * 現在の作業領域が一時的保存場所にしまわれます。
97
+ * 新たな作業領域が作られます。
98
+ * add関数の定義にある変数はa と bが作られ、引数200と100が代入されます。
99
+ * 定義の通り足し合され、変数sに代入されます。
100
+ * 最後に s に入っている値が返されます。
101
+ * 関数用に作られか作業領域は破棄されます。
102
+ 返り値は、システムがそのために用意した領域に格納されているのねなくなりません。
103
+ * しまってあった呼び出し元の作業領域が取り出されて展開されます。
104
+ * 返り値をzに代入するところから再開します。
105
+
106
+ のように進みます。そのあとは想像の通りに動作しますが、最後の3つはそんな変数は無いというエラーになります。(1つめで止まるでしょうが)。なぜなら、a, b, s の各変数は破棄された領域に作られたものなので、もう存在しないからです。
107
+
108
+ 返り値は、この破棄される作業領域にある値を、呼び出し元でも使えるようにするための方法の一つということです。
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