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微修正

2016/11/12 07:13

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ikedas
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  このアイディアはZopeにも取り入れられてreST (reStructuredText) となり、Sphinxのようなドキュメンテーション整形システムにつながっていきます。TextileやMarkDownも、setextと同様の着想から生まれたものです (まったく独立にではなく、影響は受けたようです。そういうわけで、似た記法ですが互換性はあまりありません)。
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- また、1994年にW. Cunninghamがプログラミングに関する情報交換のサイトとして初めて作った[ウィキ](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%AD)でも、手早く書けて修正も簡単になるような記法が考案されました ([WikiWikiWebの記法の説明](http://wiki.c2.com/?TextFormattingRules))。この最初のウィキにならってさまざまなウィキソフトウェア (MoinMoin、DokuWiki、PukiWiki、YukiWiki、MediaWiki、……等々) が実装された結果、ウィキの記法にもさまざまな方言が生まれました (方言といっても、同じ記法が互いに逆の意味になるくらい、大きな違いがあるものもあります)。
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+ また、1994年にW. Cunninghamがプログラミングに関する情報交換のサイトとして初めて作った[ウィキ](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%AD)でも、手早く書けて修正も簡単になるような記法が考案されました ([WikiWikiWebの記法の説明](http://wiki.c2.com/?TextFormattingRules))。この最初のウィキにならってさまざまなウィキソフトウェア (MoinMoin、DokuWiki、PukiWiki、YukiWiki、MediaWiki、……等々) が実装された結果、ウィキの記法にもさまざまな方言が生まれました (方言といっても、同じ書き方が互いに逆の意味になるくらい、大きな違いがあるものもあります)。
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  # 役に立つか
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  # 覚えることがらは多いか
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- 多くないです。前述のsetextにせよWikiWikiWebにせよ、記法の説明は一ページにおさまってしまいます。ほかの記法もみんな、こんなものです。文章を書く人がおぼえることは、れだけしかありません。
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+ 多くないです。前述のsetextにせよWikiWikiWebにせよ、記法の説明は一ページにおさまってしまいます。ほかの記法もみんな、こんなものです。文章を書く人がおぼえることは、れだけしかありません。
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- それに、ういった説明も最初から全部覚える必要はないです。とりあえず、**段落は空行で分ける**こと (これはすべての記法で共通でしょう)、それと**見出しのつけかた** (これは記法が異なればまず違った書き方になります) の二つを覚えれば、体裁の整った文章は書けます。
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+ それに、ういった説明も最初から全部覚える必要はないです。とりあえず、**段落は空行で分ける**こと (これはすべての記法で共通でしょう)、それと**見出しのつけかた** (これは記法が異なればまず違った書き方になります) の二つを覚えれば、体裁の整った文章は書けます。
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- ほかの、たとえば太字、箇条書き、表組み、リンクなどは、必要になった都度おぼえればいいです。それに、こういったマークアップで**あまり凝ったことをしようと考えない**ことも大事です。体裁より内容が優先です (実際、私はteratailに登録してしばらくの間、シンタックスハイライトの「\`\`\`」なんて知りませんでした)。
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+ ほかの、たとえば太字、箇条書き、表組み、リンクなどは、必要になった都度おぼえればいいです。それに、こういったマークアップで**あまり凝ったことをしようと考えない**ことも大事です。体裁より内容が大事です (実際、私はteratailに登録してしばらくの間、シンタックスハイライトの「\`\`\`」なんて知りませんでした)。
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- 最初に述べたとおり、どの記法でも本格的な出力が得られるようになっていますので、かならずソフトウェアの実装があります。
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+ 最初に述べたとおり、どの記法でもソフトウェアによって本格的な出力が得られるようになっていますので、かならずソフトウェアの実装があります。
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  - [ウィキのソフトウェア](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%AD%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2)として、つまり閲覧だけでなく編集のユーザインタフェースも備えたソフトウェアがあります。
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箇条書き

2016/11/12 07:13

投稿

ikedas
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  最初に述べたとおり、どの記法でも本格的な出力が得られるようになっていますので、かならずソフトウェアの実装があります。
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- [ウィキのソフトウェア](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%AD%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2)として、つまり閲覧だけでなく編集のユーザインタフェースも備えたソフトウェアがあります。
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+ - [ウィキのソフトウェア](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%82%AD%E3%82%BD%E3%83%95%E3%83%88%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2)として、つまり閲覧だけでなく編集のユーザインタフェースも備えたソフトウェアがあります。
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- ウィキ以外の形で処理するシステムを作りたいのであれば、記法ごとにいろんな出力形式 (HTMLが多いですが、LaTeXやtroff、PDFなどへの出力機能を持つものもあります) へ変換するライブラリがあります。[記法の名前](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%BD%E9%87%8F%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E8%A8%80%E8%AA%9E#.E8.BB.BD.E9.87.8F.E3.83.9E.E3.83.BC.E3.82.AF.E3.82.A2.E3.83.83.E3.83.97.E8.A8.80.E8.AA.9E.E3.81.AE.E3.83.AA.E3.82.B9.E3.83.88)と「ライブラリ」をキーワードにウェブ検索してみると、いろいろ出てきます。
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+ - ウィキ以外の形で処理するシステムを作りたいのであれば、記法ごとにいろんな出力形式 (HTMLが多いですが、LaTeXやtroff、PDFなどへの出力機能を持つものもあります) へ変換するライブラリがあります。[記法の名前](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BB%BD%E9%87%8F%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E8%A8%80%E8%AA%9E#.E8.BB.BD.E9.87.8F.E3.83.9E.E3.83.BC.E3.82.AF.E3.82.A2.E3.83.83.E3.83.97.E8.A8.80.E8.AA.9E.E3.81.AE.E3.83.AA.E3.82.B9.E3.83.88)と「ライブラリ」をキーワードにウェブ検索してみると、いろいろ出てきます。
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  ひとつ困ったことは、数々ある記法には、互いにほぼ互換性がないことです。ユーザがいったんある記法に慣れてしまうと、別の記法を覚えなおすのは困難 (というより、ユーザは記法自体に興味はないので、覚えなおすのを無意味な労力と思う) です。システムを設計する側は、最初に採用した記法をその後も踏襲しなければならないと考えたほうがいいです。
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