トップ Pythonistaに関する質問特殊属性のdictの挙動の違いの確認方法について

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少し追記

2021/05/19 03:57

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quickquip

スコア11038

test CHANGED Viewed

@@ -413,3 +413,15 @@
 print(SharedMutableObject.class_variable)  # ここ
 ```
+特に、真ん中の`print(SharedMutableObject.class_variable)`の結果を実行せずに分かるなら、
+> `{'state': 'second'}`がどこで保持され、二回目のインスタンス化である`test2 = TestBorg1()`の際に`{'state': 'second'}`を出力できるのでしょうか?
+という疑問は解消されているはずです。（ここに書いたコードでは1回目は'first'を入れていますが）

些細

2021/05/19 03:57

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quickquip

スコア11038

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@@ -374,7 +374,7 @@
-では以上を合わせてこれの結果も実行せずにわかるはず。
+では、以上の挙動をすべて理解できていれば、下の結果も実行せずにわかるはずです。

代入の変更

2021/05/19 03:45

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quickquip

スコア11038

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@@ -390,8 +390,6 @@
 a.instance_variable = a.class_variable  # ポイントはこの代入文の意味
 a.instance_variable["state"] = "first"
@@ -406,13 +404,11 @@
 b.instance_variable = b.class_variable
-a.instance_variable["state"] = "second"
+b.instance_variable["state"] = "second"
-print(b.class_variable)  # ここ
+print(a.class_variable)  # ここ
 print(SharedMutableObject.class_variable)  # ここ

追記

2021/05/16 23:50

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quickquip

スコア11038

test CHANGED Viewed

@@ -374,7 +374,7 @@
-ではこれの結果も実行せずにわかるはず。
+では以上を合わせてこれの結果も実行せずにわかるはず。
@@ -388,7 +388,7 @@
 a = SharedMutableObject()
-a.instance_variable = a.class_variable
+a.instance_variable = a.class_variable  # ポイントはこの代入文の意味

追記

2021/05/16 23:47

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quickquip

スコア11038

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@@ -363,3 +363,57 @@
 ```
 の結果は、実行せずにすぐ想像できるんでしょうか?
+----
+(追記)
+ではこれの結果も実行せずにわかるはず。
+```python
+class SharedMutableObject:
+    class_variable = {}
+a = SharedMutableObject()
+a.instance_variable = a.class_variable
+a.instance_variable["state"] = "first"
+print(SharedMutableObject.class_variable)  # ここ
+b = SharedMutableObject()
+b.instance_variable = b.class_variable
+a.instance_variable["state"] = "second"
+print(b.class_variable)  # ここ
+print(SharedMutableObject.class_variable)  # ここ
+```

些細

2021/05/16 23:39

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quickquip

スコア11038

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@@ -350,8 +350,6 @@
 a = [1, 3, 2, 4]
 b = a

追記

2021/05/16 15:16

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quickquip

スコア11038

test CHANGED Viewed

@@ -311,3 +311,57 @@
 print(b.x)  # => bに属性xがないので、次にクラスの属性xを探す。1に束縛されているので1がプリントされる
 ```
+----
+(追記)
+もう一段基本的なことを確認しておきたいんですが、
+```python
+a = {}
+b = a
+a['x'] = 1
+print(b)
+```
+とか
+```python
+a = [1, 3, 2, 4]
+b = a
+a.sort()
+print(b)
+```
+の結果は、実行せずにすぐ想像できるんでしょうか?

修正

2021/05/16 15:16

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quickquip

スコア11038

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@@ -308,6 +308,6 @@
 print(a.x)  # => aに属性xがあって10に束縛されているので10がプリントされる
-print(b.z)  # => bに属性xがないので、次にクラスの属性xを探す。1に束縛されているので1がプリントされる
+print(b.x)  # => bに属性xがないので、次にクラスの属性xを探す。1に束縛されているので1がプリントされる
-```
+```

追記

2021/05/16 02:02

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quickquip

スコア11038

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@@ -105,3 +105,209 @@
 `__dict__`を使った話が理解できるのは、まずこれらが分かってからかと思いますが大丈夫でしょうか。
+----
+(追記)
+もう一段基本的な方からいきましょう。
+Pythonでは、「自分で宣言したクラス」のインスタンスに対して、`インスタンス.属性 = 値`という代入文で**そのインスタンス**になにかの値に属性を束縛できます。
+```python
+class Foo:
+    pass
+a = Foo()
+a.x = 1
+a.y = 2
+b = Foo()
+b.y = 3
+print(a.x)  # => 1がプリントされる
+print(a.y)  # => 2がプリントされる
+print(b.x)  # => 3がプリントされる
+print(b.y)  # => エラー
+```
+です。
+`a.x`と`b.x`の値が異なることから、属性はインスタンス毎に付けることが分かります。
+これがインスタンス変数です。
+（脱線しますが、intやlistのようなPython言語のコアな組み込み型ではこの機構はありません。勝手に属性を追加されたりすると困るので）
+クラス定義の外では、クラスに対して、`クラス.属性 = 値`という代入文で**そのクラス**になにかの値に属性を束縛できます。
+```python
+Foo.c = 1
+print(Foo.c)  # => 1がプリントされる
+print(Foo.d)  # => エラー
+```
+"クラス定義の外では"とわざわざ注釈を入れたのは、クラス定義の中では書けないからです。
+```Python
+class Bar:
+    Bar.c = 1  # => エラー
+```
+なぜかというと、Barという名前はclass文の**実行が終わった時**にできる名前だからです。
+実行が終わってないところでは使えません。
+どうするかというと
+```Python
+class Bar:
+    c = 1
+print(Bar.c)  # => 1
+```
+とします。
+[https://docs.python.org/ja/3/tutorial/classes.html#class-objects](https://docs.python.org/ja/3/tutorial/classes.html#class-objects)
+> クラスオブジェクトが生成された際にクラスの名前空間にあった名前すべてが有効な属性名です。
+クラス宣言の実行部分で名前`c`が作られましたから、クラスBarは属性名cを持ちます
+ということです。
+```Python
+class Bar:
+    c = 1
+```
+と
+```python
+class Bar:
+    pass
+Bar.c = 1
+```
+は（実行される順番は違うけれども）結果が同じになります。
+----
+ここまで分かったら
+[いろいろな注意点](https://docs.python.org/ja/3/tutorial/classes.html#random-remarks) に
+> インスタンスとクラスの両方で同じ属性名が使用されている場合、属性検索はインスタンスが優先されます。
+とありますが、
+「インスタンスとクラスの両方で同じ属性を持っていればインスタンスが優先されます」という説明は、裏から言うと
+`インスタンス.属性`という形でアクセスする時、インスタンスがその属性を持っていなければ**クラスの属性を見つけてくる**
+と書いたのが分かるはずです。
+```python
+class Bazz:
+    x = 1
+a = Bazz()
+a.x = 10
+b = Bazz()
+print(a.x)  # => aに属性xがあって10に束縛されているので10がプリントされる
+print(b.z)  # => bに属性xがないので、次にクラスの属性xを探す。1に束縛されているので1がプリントされる
+```

追記

2021/05/16 02:00

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quickquip

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@@ -64,6 +64,8 @@
 print(Fuga.shared_list)  # Fuga.shared_listは[1, 1]なので[1, 1]がprintされる
+print(b.shared_list)  # shared_listがインスタンス属性から見つからないので、Fuga.shared_listが探索され、[1, 1]なので[1, 1]がprintされる
 ```

リンク追加

2021/05/15 16:08

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quickquip

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@@ -1,4 +1,4 @@
-まず（`__dict__`は完全に忘れて）普通のクラス変数の取り扱いは分かるでしょうか。
+まず（`__dict__`は完全に忘れて）普通の[クラス変数](https://docs.python.org/ja/3/tutorial/classes.html#class-objects)の取り扱いは分かるでしょうか。
 ```python
@@ -68,9 +68,7 @@
-[クラスとインスタンス変数](https://docs.python.org/ja/3/tutorial/classes.html#class-and-instance-variables)
+[クラスとインスタンス変数](https://docs.python.org/ja/3/tutorial/classes.html#class-and-instance-variables) の
-の
 > 名前とオブジェクトについて で議論したように、共有データはリストや辞書のような mutable オブジェクトが関与すると驚くべき効果を持ち得ます。
@@ -86,9 +84,7 @@
-[いろいろな注意点](https://docs.python.org/ja/3/tutorial/classes.html#random-remarks)
+[いろいろな注意点](https://docs.python.org/ja/3/tutorial/classes.html#random-remarks) に
 > インスタンスとクラスの両方で同じ属性名が使用されている場合、属性検索はインスタンスが優先されます。