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なお、言葉という物は生き物です。時代と共に移り変わり、世代によって異なる物であるため、辞書に載っている意味が全てではありません。もちろん、私の考えが絶対に正解であるというわけでもありません。
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「なおる」は自動詞です。なので、「テレビが直る」と言った場合、テレビが自分で不具合を修正するわけでは無いため、「テレビを直す」が正しいという人達がいるかも知れません。そういう人達は**英語に毒されています**。[Google翻訳で「テレビが直る。」は"I got the TV fixed."になります](https://translate.google.co.jp/?hl=ja#ja/en/%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%81%8C%E7%9B%B4%E3%82%8B%E3%80%82)が、これは「直る」という自動詞が英語には存在しないためです。そのため、勝手に私(I)が直したことになっていますが、日本語のニュアンスを全て受け取っているとは到底いえません。実際に直したのは、私かも知れないし、修理に頼んだメーカーの人かも知れないし、接触が悪かっただけで**自然に勝手に直った**場合もあるのです。きっかけはよくわからないけど、とにかく正常な状態に戻ったことを表すのであり、自然と治ったことも考えると、"The TV has been fixed."も日本語とはまた異なります。日本語にすると、そういった曖昧な形のまま、正常な状態に戻ったことを示すのに「なおる」という自動詞を使うこと自体は不思議ではありません。
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さて、「バグがなおる」は「ケガがなおる」と同じような表現です。本来「なおる」のは「プログラム」や「体」であり、「バグ」や「ケガ」ではありません。これら「バグ」と「ケガ」は**取り除かれる**ものです。ということで、主語が「バグ」であるのがおかしいという主張するのであれば、主語が「ケガ」である表現もおかしくなります。ですが、多くの人に「ケガがなおる」という表現に違和感がありません。そして、私自身は同じように「バグがなおる」も違和感を持ちません。なぜなのでしょうか?
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**私にはわかりません。**日本語の言語研究者であれば、良い答えを持っているかも知れません。ですが、しばしば日本語にはこのような**論理的では無い表現**が多く存在します。しかし、それこそが日本語に深みを持たせ、曖昧でありながら美しい言語と謂われる所以だと思います。
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プログラマーというのは、英語に触れる機会、論理的に考える機会、そういったものがかなり多い職業だと思います。ですが、英語ならどうかとか、論理的に考えるどうかとか、そんな事を日常的に考えてしまうと、日本語の良さを失い、直訳したかのような文章しか書けなくなってしまうかもしれません。コーディングは理性を持って論理的に考えなければできませんが、それ以外の部分は、感性を持って感情的に自由に発想した方が、素晴らしいアイデアや思いもしない発見をすると思います。理性を持ってそれを分析するのは後から自由にできるのですから。
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