【Oracle】Merge構文で、USING ONが使えるのはなぜ？

Question

質問

Oracle Masterの勉強をしています。
USINGによる結合ルールとMERGE構文で、ルールの整合性が取れていないように思います。
これはこういうものと理解するしかないですか？

USINGを使った結合構文

SELECT <列名1>, ... FROM <表名1>
　　JOIN <表名2>
　　USING ( 列名1, ... )

→ 列名が同じでなければ利用できない。列名が違う場合はUSINGを使わない認識。

Merge構文

MERGE INTO <ターゲット表の表名>
　　USING <ソース表の表名>
　　ON (　結合条件　)
　　WHEN MATCHED THEN　～
　　WHEN NOT MATCHED THEN ～;

→ USINGとONが併用されていて、異なる列名でも結合可。

試したこと

MERGE構文チックにUSINGで結合してみる。（列a,bは表A,Bに共通した列）

SELECT a, b FROM A
USING B
ON (A.a = B.a)

SELECT a, b FROM A
USING B
ON (A.a = B.b)

→エラーになる。（ORA-00933: SQL command not properly ended）

Answer 1

『Oracle SQL言語リファレンス』の「MERGE文」、「SELECT文」を見ると、

• MERGE文のUSING句
• SELECT文のWITH句のUSINGキーワード
• 及び、内部結合句の「USING 列」句

といったものがあります。これらはSQLの構文の上ではそれぞれ異なるものですから、キーワードの名前が同じだからといって同じ構文規則に従わなければならない理由はないです。もちろん同じ役割を果たすものでもありません。