Zapierなどの外部ツールによってスプレッドシートに自動入力されるような場合、入力された箇所を特定することは困難です。
・onChange(変更時)をトリガーにすることは可能ですが、入力された箇所を特定することができません。
(質問文の記事は、ユーザーが手で入力を行った場合が想定されており、このような場合はgetActiveRange()で入力箇所を推定できます。Zapier等による自動入力は手入力ではないため、この方法が使えません。)
・自動入力されてすぐに発火するわけではなく、ランダムな間隔で発火されます。
・onEdit(編集時)トリガーは、自動入力の場合発火しません。
代替案
GASでWebアプリを作り、
契約完了時Zapierがスプレッドシートへデータ入力する際に、同時にZapierからGASへ商品名を通知、
GAS側でその商品名に応じてメッセージを組み立て、slackへ投げる、というやり方はできるかもしれません。
【GAS側】
①エディタで下記のコードを入力して、保存します。
js
1function doGet(e) {
2 const itemName = e.parameter.itemname;
3 let message = '';
4 if (itemName === '商品A') {
5 message = '商品Aが入力されました';
6 } else if (itemName === '商品B') {
7 message = '商品Bが入力されました';
8 }
9 /*-- 以下Slackへの投稿部分 --*/
10 const data = {
11 username : 'ユーザ名',
12 text : message
13 };
14 const payload = JSON.stringify(data);
15
16 const options = {
17 method : 'post',
18 contentType : 'application/json',
19 payload : payload
20 };
21
22 // Slackに投稿 (実際のSlack投稿用Incoming webhook URLに置き換えてください)
23 UrlFetchApp.fetch("https://hooks.slack.com/services/**/**/**", options);
24
25 /*-- 以上Slackへの投稿部分ここまで --*/
26
27 return toJson("OK");
28}
29
30function toJson(content) {
31 const output = ContentService.createTextOutput();
32 output.setMimeType(ContentService.MimeType.JSON);
33 output.setContent(JSON.stringify(content));
34 return output;
35}
36
②Webアプリとしてデプロイします。
このとき、「次のユーザーとして実行」を自分、 「アクセスできるユーザー」を「全員」 に指定する必要があります。
(そうしないとZapierがGASにアクセスできません)

このとき発行されたデプロイURLをコピーしておきます。
③ 注意:GASの内容を修正する度、保存してデプロイを行う必要があります。デプロイする度にデプロイURLも変わるのでZapierで設定し直す必要があります。
Zapier側に設定したデプロイURLを毎回修正したくない場合は、「GAS デプロイURLの固定」でやり方を検索してください。
なお、テストデプロイで発行されるURL(末尾dev)は、Zapierがアクセスできないので使えません。
【Zapier側】
1.「Edit Zapier」画面を開いて、現状のZAPを編集します。
フローを追加するため、最後のアクションの下にある「+」記号をクリックします。

2.Actionから、「Webhooks by Zapier」を選択します。

3.Action Eventから「GET」を選択します。

4. 「URL」に、先ほどコピーしたGASのデプロイURLを入力。( https:// から ~exec まで)
「Query string params」の左側boxに「itemname」、右側boxにGASに渡したいデータを指定します。
※下の画像で右側boxに入力しているのは例に過ぎません。
実際には、Zapierの前のActionでスプレッドシートに自動入力しているデータと同じもの(契約時の商品名?)を指定してください。

5.「Continue」をクリックし、TEST をクリックします。TESTが完了すればCloseを押して終了です。