自分もきちんと理解しているとは言い難いので、間違っていたらすみません。
「メソッド」というのは、幾つかの計算や処理を一纏めにして、名前を付けた物です。
数学の「関数」と似た様な物だと考えるのが早いかもしれません。
例えば、
z=2x+y
という関数の数式があるとします。
「xとyの値を入れると、zの値が求められる」のが、この関数の数式です。
例えば、x=2,y=3の場合、この数式を使うと、zの値が7だという結果が分かります。
これを似た様な物を、Javaで言う所の「メソッド」として作ると、こんな感じになるかと思います。
Java
1public int getZValue(int x,int y){
2 int z=2*x+y;
3 return z;
4}
「getZValue」というのは、「zの値を求めるメソッド」だという事で、今適当に付けた名前です。
別に他の名前でも構いません。
括弧の中にある、「int x,int y」というのは、この「getZValue」というメソッドを使うには、変数xとyの値を入れる必要があるという意味です。
この変数xとyの数値が、質問にある「引数」です。
メソッドを使う為に、メソッドに渡す値の事です。
勿論、引数が一つもないメソッドも作れます。
「int z=2*x+y;」で、zの値を計算している事が分かるかと思います。
その後、「return z;」とあるのは、この「getZValue」というメソッドを使って最終的に求められる結果が、zの数値だという事です。
これは「返り値」と言います。
メソッドを使った結果、求められる値です。
言い換えれば、この「getZValue」というメソッドを使うのは、返り値であるzの値を求める為です。
メソッドの最初にある、「public int~」と言う部分の「int」は、返り値がint型だという意味です。
zが、この「getZValue」というメソッドの返り値なので、「int」と書きました。
こうして作った「getZValue」というメソッドを実際に使うとすると、
といった書き方をする事になるかと思います。
「getZValue」に3、6という引数を渡して「getZValue」を使い、その結果求められた返り値を変数zに入れています。
結局の所、「予めメソッド「getZValue」を作っておく事で、getZValue(xの値,yの値)と書けば、zの値が求められる」という事です。
勿論、単に「int z=2*x+y;」と書いても、今回の例では大して手間は変わりません。
しかし例えば、もっと複雑な何行にも渡る計算だったり、その計算を色んな箇所で何回も使う事があったりすると、メソッドを使ってその計算を一纏めにしてしまった方が便利です。
例えば、2個の数値の平均を何回も求める必要があるプログラムを書いているなら、「2個の数値を渡すと、その平均値が求められるメソッド」を予め作って置いた方が良いです。
何回も同じ様なプログラムを書いたりする必要がなく、ミスも減り、ミスを直すのも簡単になります。