swiftでDateオブジェクトで現在の日時を生成した場合、1日前の日程になってしまう

Question

swiftでカレンダーアプリを作っており、Dateオブジェクトを使って現在日時を生成したいのですが、時間が９時間ほどずれてしまいます。
８月２９日９時の段階で下記を実行すると

print(Date())

2017-08-29 00:00:00 +0000
となってしまいます。
おそらく簡単な問題だと思うのですが、初心者のためなにぶんよくわからず・・・。
恐縮ですがどなたかご教授いただけますでしょうか。

Answer 1

出力結果

2017-08-29 00:00:00 +0000

の最後に +0000 とありますね。これはタイムゾーンを表していて、協定世界時（UTC、おおむねグリニッジ標準時 GMT と一致していて、イギリスでの時刻と同一） と、現在の地域との時差を表しています。+0000 ということは、これは UTC そのものです。
日本標準時（JST）は、UTC に比べて9時間先行（+0900）します。日本が午前9時のとき、イギリスは午前0時です。

つまり、この現在日時の生成自体は、誤ってはいないのです。タイムゾーンが UTC であるだけで。

基本的に Date オブジェクト自体は UTC のまま扱って、必要に応じて DateFormatter などでタイムゾーンを指定して変換する、というのが作法です。

Comments

[KazutakaShimizu]

そうでしたか・・・。そもそも最初に設定したものは日本時間じゃないものが生成されるのですね。
ご丁寧に解説いただきありがとうございます。

ちなみにDateFormatterで変換する場合、DateからStringやStringからDateには変換できそうなのですが、DateからDateでタイムゾーンだけを変換することもできるのでしょうか・・・？

[tacsheaven]

そういう用途なら Calendar オブジェクトを使ったほうが良いと思います。

[KazutakaShimizu]

ありがとうございます！

Calendarオブジェクトの方、調べてみたんですがちょっとよくわからず、下記のコードで試してみてもやはり９時間前の時間になってしまうのですが、アドバイスいただけないでしょうか・・・。

let locale = Locale(identifier: "ja_JP")
var calendar = Calendar.current
calendar.locale = locale
print(calendar.date(from: calendar.dateComponents([.year, .month, .day, .hour, .minute], from: Date())))

[tacsheaven]

locale ではなく timeZone を設定しましょう。（locale は表示方式を指定するものです）

var calendar = Calendar.current
calendar.timeZone = TimeZone(identifier: "Asia/Tokyo")!

[KazutakaShimizu]

おお、ありがとうございます！

下記で実行したのですが、やはり９時間前の時間となってしまっておりまして、タイムゾーンの部分も+0000になってしまいます・・・、

var calendar = Calendar.current
calendar.timeZone = TimeZone(identifier: "Asia/Tokyo")!
print("hoge")
print(calendar.date(from: calendar.dateComponents([.year, .month, .day, .hour, .minute], from: Date())))

→Optional(2017-08-29 08:19:00 +0000)