カスタム投稿タイプに独自の権限を設定する際、なぜcapability_typeを配列にするのか？

Question

###前提・実現したいこと
カスタム投稿タイプに独自の権限を設定する際に指定する引数に関して質問です。

WordPressでカスタム投稿タイプを追加する際、register_post_typeを使います。

その引数のひとつに、capability_typeがありますが、
そこにはpostやpageといった投稿のタイプや、独自に作成したカスタム投稿タイプのタクソノミーを指定するようになっています。

Codex日本語版の該当ページを見たところ、

配列を指定すると複数形の名前を変更できる。例えば array('story', 'stories') を指定すると、最初の要素が単数形の権限、二番目が複数形の権限として使われる。これは、配列を指定しない場合に自動生成される名前（"storys" になる筈）の代わりになる。'capabilities' パラメータによって明示的にセットされなければ、この 'capability_type' パラメータが権限構築のベースとして使われる。

との記述があります。

これを受けて質問なのですが、

// カスタム投稿
register_post_type('movie', array(
	'capability_type' => array('movie', 'movies'),
	'map_meta_cap' => true
));

上のような、カスタム投稿タイプ"movie"に対して独自の権限を設定したいとなったときに
capability_typeを配列にするのはなぜなのでしょうか。

引用した箇所を見ても、意味がイマイチつかめません。
「配列を指定しなかった際に自動生成される名前の代わりになる。」という一文が特になのですが、
単に英単語としての誤りを防ぐために配列を指定するということなのでしょうか？？
(引用箇所中"story"の複数形は"storys"ではなく"stories"であるため)

###補足情報(言語/FW/ツール等のバージョンなど)
▼WordPress 4.8.1
参考サイト
▼カスタム投稿タイプにオリジナルの権限を設定する方法 – モンキーレンチ

Answer 1

「配列を指定しなかった際に自動生成される名前の代わりになる。」

下記のような処理のことを指していると思います。

【get_post_type_capabilities() | Function | WordPress Developer Resources】
https://developer.wordpress.org/reference/functions/get_post_type_capabilities/

if ( ! is_array( $args->capability_type ) )
        $args->capability_type = array( $args->capability_type, $args->capability_type . 's' );

Comments

[Yashichi]

これに則れば、そもそも配列指定しなくても勝手に配列になるからわざわざ配列を指定しなくても良いのではと思うのですが...

[kei344]

わざわざ配列を指定しなくても良いと思います。引用されている記事にはどちらの例もありますよ。
引用記事の「capability_type を配列にして単数形と複数形の両方を指定すると、capabilities が無視されてしまう」がそのときのバグなのか、現在も続く挙動なのかは試してみないとわかりませんね。もし今も直っていないならWordPressにバグとして報告してみてください。

[Yashichi]

なるほど...バグっていう認識は全然ありませんでした(・・;)
もう一度挙動を追ってみようと思います。ありがとうございます！