【VB】フォルダ監視ツールをFileSystemWatcherにて作成

Question

目的
WindowsServerにて、あるフォルダ以下（C:¥tmpとする）のファイル更新（新規作成、更新、削除）を監視したい。
監視結果はログに出力し、更新があったファイルは別途バックアップフォルダ（C:¥bkupとする）にコピーを行う。

現状
まず、特定のフォルダをFileSystemWatcherにて監視し、ログに出力するところまでをテストしています。
ただ、ログを確認したところどうもイベントの数が多く、正確にファイル更新（新規作成、更新、削除）を判別するのが困難となっています。
これは仕様で仕方ないことなのでしょうか。
できれば新規作成、変更、削除等１行で判断できるような出力をしたいと考えています。
（出力すると同時に、行末の区分を確認しバックアップフォルダへコピーを考えているため）
何か変更すべき点や他に良い方法があれば、ぜひ知恵をお貸し頂きたいです。

※情報追加
指摘頂いた点の追記です。
例えばログファイルではxlsxファイルを編集して上書き保存をした時、合計９つのイベントが出力されていますが、これを一括(一行)で「変更」といったログ出力
を行いたい、という意味となります。

---------ログ出力例---------
※右記載は、実際に行った操作
2017/07/13 9:42:19 File:C:¥Temp¥新しいテキストドキュメント.txt 新規作成 テキスト作成
2017/07/13 9:42:24 File:C:¥Temp¥新規MicrosoftExcelワークシート.xlsx 新規作成 エクセル作成
2017/07/13 9:42:24 File:C:¥Temp¥新規MicrosoftExcelワークシート.xlsx 新規作成
2017/07/13 9:42:24 File:C:¥Temp¥新規MicrosoftExcelワークシート.xlsx 変更
2017/07/13 9:42:24 File:C:¥Temp¥新規MicrosoftExcelワークシート.xlsx 変更
2017/07/13 9:42:24 File:C:¥Temp¥新規MicrosoftExcelワークシート.xlsx 変更
2017/07/13 9:50:47 File:C:¥Temp¥新しいテキストドキュメント.txt 変更 テキスト上書き保存
2017/07/13 9:50:47 File:C:¥Temp¥新しいテキストドキュメント.txt 変更
2017/07/13 9:50:50 File:C:¥Temp¥~$新規MicrosoftExcelワークシート.xlsx 新規作成 エクセル上書き保存
2017/07/13 9:50:50 File:C:¥Temp¥~$新規MicrosoftExcelワークシート.xlsx 変更
2017/07/13 9:50:55 File:C:¥Temp¥1C242000 新規作成
2017/07/13 9:50:55 File:C:¥Temp¥1C242000 変更
2017/07/13 9:50:55 File:C:¥Temp¥1C242000 変更
2017/07/13 9:50:55 File:C:¥Temp¥1C242000 変更
2017/07/13 9:50:55 File:C:¥Temp¥1C242000 変更
2017/07/13 9:50:55 File:C:¥Temp¥91F6A915.tmp 削除
2017/07/13 9:50:57 File:C:¥Temp¥~$新規MicrosoftExcelワークシート.xlsx 削除

---

Dim few As New System.IO.FileSystemWatcher
dim cls1 As New Class1

Sub Main()

    cls1.swr = New System.IO.StreamWriter(cls1.logpath, True, System.TextEncoding._
               GetEncoding("SHIFT_JIS"))

    '監視対象
    fsw.Path = "C:¥Temp"
    fsw.Filter = "*.*"
    fsw.NotifyFilter = System.IO.NotifyFilters.FileName Or _
                       System.IO.NotifyFilters.Lastwrite Or _
                       System.IO.NotifyFilters.DirectoryName
    fsw.IncludeSubDirectories = False

    AddHandler fsw.Changed, AddressOf OnChanged
    AddHandler fsw.Created, AddressOf OnChanged
    AddHandler fsw.Deleted, AddressOf OnChanged

    fsw.EnableRaisinEvents = True

    Console.WriteLine("qで監視終了")
    While Car(Console.Read()) <> "q"c
    End While

    cls1.swr.Close()

End Sub

Private Sub OnChanged(Byval sourceAs Object, Byval e As FileSystemEventArgs)

    cls1.time = Date.Now.ToString
   
    Select Case e.ChangeType
        Case WatcherChangeType.Created
           cls1.changetype = "新規作成"
        Case WatcherChangeType.Changed
           cls1.changetype = "変更"
        Case WatcherChangeType.Deleted
           cls1.changetype = "削除"
    End Select

    cls1.swr.WtiteLine(cls1.time & " File:" & e.FullPath & " " & cls1.changetype)

End Sub
    

Comments

[退会済みユーザー]

「新規作成、変更、削除等１行で判断できるような出力」とはどういう意味でしょうか？Onchangedのselect case を消したい？

[hanauta]

指摘ありがとうございます。情報追加を行いました。

Answer 1

即時バックアップがしたいのであればこんな感じでしょうか。

１．最初に対象ディレクトリの状態をスキャンし、1ファイル毎に状態（ファイル名、長さ、更新日時）をオブジェクト（自作クラス）に保存し、辞書（Dictionary）にファイル名をキーに入れておく。
２．FileSystemWatcherによる監視を開始する。
３．変更イベントが来たら、変更のあったファイル名を一時記憶し、安定するまでThread.SleepまたはTimerを使って1～5秒位待つ。
４．変更のあったファイルの状態（存在、長さ、更新日時）を取得し、１で記憶しておいた内容と比較し、その結果によって以下の処理を行う。

ａ）辞書に存在しない場合…「新規作成」としてログ記録、ファイルコピー。辞書に追加。
ｂ）ファイルが存在しない場合…「削除」としてログ記録。辞書から削除。
ｃ）更新日時またはサイズが変化している場合…「更新」としてログ記録、ファイルコピー。辞書内容更新。
ｄ）変化がない場合…何もしない
※コピーする際、ファイル使用中の例外が発生したときは、1～5秒位待って再試行する。

取りこぼし防止のため、上記とは別に Timer で1時間に1回位、コピー元とコピー先の内容を比較、同期する処理を入れた方が良いと思います。同期後はディレクトリスキャンをやり直し、辞書を再構築します。常時動作させる場合は Windows サービスにした方が便利です。1秒間に100ファイルとか、ファイル変更が頻発する場合は Sleep を使ったシングルスレッドでの実装ではバックアップが追い付かないので、そのときは Timer を使った非同期マルチスレッド実装を検討してください。Timer および Windows サービス、マルチスレッドを使うときはスレッド間同期(SyncLock、Monitor等)も考慮が必要です。