索引にフラグを追加した際のパフォーマンス

Question

よく、フラグ系のカラムに索引を貼っても効果がない、という文を目にします。

ただ、チューニングアドバイザが時折「このフラグを索引に追加しなさい」と提案することがあります。

複合索引の場合であれば、先頭でなければ一定の効果が得られるという理解で良いのでしょうか？

Answer 1

SQLの条件ではいかに手っ取り早く必要なデータを絞り込めるかが、パフォーマンスに大きく影響します。
そのフラグがON句やWHERE句に含まれるなら、そのフラグを索引に追加することでパフォーマンスが改善されるかもしれません。

お使いのOracleのバージョンはきちんと統計情報を取得しているなら、index skip skan が有効に働いてくれることがありえます。フラグを索引に追加する前後で実行計画を確認したり、処理時間を実測しましょう。
よほど大きなデータでなもなければ、フラグを索引に追加してもパフォーマンスが改善しなければ、索引からフラグをすれば良いことです。

Comments

[shogoism]

ご回答いただき、ありがとうございました。
ベストアンサーは、とても悩んだのですが最初の回答にさせて頂きました。
INDEX SKIP SCANの検証記事、とても勉強になりました。

Answer 2

一般的にインデックスは全件の3割以下がヒットするときに有効に動作します。
フラグはtrueとfalseの2種類しかバラつきがないため、
有効に動作するケースが少ないという見解です。

ただし、true（or false）の件数が極端に少ない場合に
条件でtrue（or false）を指定すると有効にインデックスが動作します。
逆に件数が極端に多い場合はインデックスを使わず全件検索するのでインデックスは意味をなしません。

要するに100万レコード中にtrueのレコードが30万レコード以下であれば、
trueを指定した時に有効に検索できます。
ただしfalseを指定するとインデックスは使われませんので、パフォーマンスが著しく悪化するでしょう。
またtrueのレコードが30万レコードを超える場合、どちらで検索してもインデックスが使われない可能性があります。

※3割というのは大体の目安です。

複合インデックスでも必ず極端に少ない値で検索するのであればパフォーマンスも問題ないですが、
極端に多い場合はインデックスが使われなくなるので、おすすめできません。

Comments

[shogoism]

ご回答いただき、ありがとうございました。
次回、チューニングアドバイザーに同様の提案をされたら、ご回答の内容を意識して考えてみます。