TimerのscheduleメソッドとscheduleAtFixedRateメソッドの違いについて

Question

javaのタイマーについて勉強中です。

Timerクラスで繰り返し処理を行うには、scheduleメソッドか、scheduleAtFixedRateメソッドを使うと思うのですが、2つの違いは何でしょうか？

Answer 1

繰り返し処理の間隔に対する設定が異なります。

scheduleメソッドは、
直前のタスクの開始時刻を起点に、次のタスク開始時刻（例えばn秒ごとの処理であればn秒後）を設定します。

このとき、1回目の処理に遅延が発生するなどして
2回目以降の処理の予定開始時刻に遅延が発生した場合でも、
設定された処理間隔（n秒後）を守ろうとします。

遅延が発生するとそれ以降の処理がすべて遅延する可能性がありますが、処理間隔は一定のままです。

scheduleAtFixedRateメソッドは、
最初のタスクの実行開始時刻を基準に、次のタスク開始時刻（n秒後）を設定します。

このとき、1回目の処理が遅延し2回目以降の処理の予定開始時刻に遅延が発生していた場合、
本来実行するはずだった回数分の処理をまとめて実行します。

遅延が発生してもそれ以降の処理で遅れを取り戻そうとしますが、処理間隔がずれる可能性があります。