AWS DynamoDBのキャパシティユニットについて

Question

DynamoDBの書き込みキャパシティユニットが1の場合、1秒間に1KBのデータを件書き込むことができるという認識しております。
CreateBatchWriteを使用し、一度に複数のデータをインサートしたとところ、
1レコード：1KBのデータを60件ほど書き込むことができました。
(70件ほどを書き込もうとするとエラーとなった)

上記より、1秒間に1KBのデータを60件書き込めていることになるのですが、これについて、解説をしていただける方はおりますでしょうか。
私の認識、実行状況が誤っていたら申し訳ありません。

###C#でDynamoDBに書き込んでいるコード

var batchWrite = dbContext.CreateBatchWrite<hoge>();
batchWrite.AddPutItems(hogelist);// hogelistが60件
batchWrite.ExecuteAsync().Wait();

Answer 1

DynamoDBにはバーストキャパシティという考え方があります。そのおかげで一時的に処理できたのかもしれません。

https://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/20150805-aws-blackbeltdynamodb

44ページと45ページにバーストキャパシティの説明があります。

Answer 2

DynamoDBのキャパシティユニットは、キャパシティーユニットの計算に書かれている通りです。
＃ご認識の通りかと思います。

書き込みキャパシティーユニット（WCU）にある例で話しますと

１つのデータサイズが512bytesであった場合、

512 bytes / 1 KiB = 0.5

になりますが、1に切り上げられます。
よって必要な書き込みキャパシティーユニット数は

1（WCU/アイテム） * 100（回書き込み/秒） = 100 WCU

となります。

つまり、100以上はロストしてしまうことになります。

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また、キャパシティユニットは自分で捌ききれない量がきた場合、
自身のパーティションを分割するようにできています。

例えば、プロビジョニングを4000にしていた場合、4000以上の捌ききれない量がくると、
2つのパーティションに分割します。

分割されたパーティションは2つで4000捌けるものではなく、2000ずつになります。
さらに、もし1つのパーティションに3000来た場合は、もう片方に1000行くわけではなくエラーになってしまうのです。

ちなみにパーティション数は【データサイズから算出されたパーティション数】と
【スループットから算出されたパーティション数】の** 大きい方 **がパーティション数となります。
＃プロビジョニングされたスループットの最小値と最大値は、こちら。

以上のことから、厳密に測定したいのであれば、
キャパシティユニット内のパーティションを考慮して処理させるようにしてください。

【FYI】
DynamoDB: Data Modeling and Scaling Best Practices