【MySQL】UPDATE文でnullのカラムに足し算ができない旨のリファレンス

Question

以下のようなproductsテーブルがあったとして、このSQLを実行するとquantityは5になると思います。

+----+-----------------------+----------+
| id | name                  | quantity |
+----+-----------------------+----------+
|  1 | 商品名１               |    4     |
+----+-----------------------+----------+

UPDATE products SET quantity = quantity + 1 WHERE id= 1

また以下のようにquantityがnullの場合は上記のように計算されずに1にならずにnullになると思います。

+----+-----------------------+----------+
| id | name                  | quantity |
+----+-----------------------+----------+
|  2 | 商品名２               |   null   |
+----+-----------------------+----------+

UPDATE products SET quantity = quantity + 1 WHERE id= 2

これらの挙動を説明したMySQLのリファレンスを探してるのですが検索の仕方がわるいのか見つかりません。
どなたか教えて頂いてもよろしいでしょうか？

※MySQL5.6です。

Answer 1

第12章 関数と演算子

NULL を含む式では、その関数または演算子に関するドキュメントで明記されていないかぎり、常に NULL 値が生成されます。

「NULLを含む式は（NULLを処理できる特殊な演算子を使った場合以外は）結果がNULL」というのは、MySQLに限らず、SQL全般で共通する挙動です。

Comments

[tomoyuki123]

ありがとうございました！

Answer 2

上の方（元の値がnullではない）であれば、13.2.11 UPDATE 構文 に

式で更新されるテーブルのカラムにアクセスする場合、UPDATE はそのカラムの現在の値を使用します。たとえば、次のステートメントは、col1 をその現在の値より 1 大きい値に設定します。

UPDATE t1 SET col1 = col1 + 1;

次のステートメントの 2 番目の割り当ては、col2 を元の col1 値ではなく、現在の (更新された) col1 値に設定します。この結果、col1 と col2 の値が同じになります。この動作は標準 SQL とは異なります。

UPDATE t1 SET col1 = col1 + 1, col2 = col1;

とあります。

下の方（元の値が null）のときの扱いは、B.5.5.3 NULL 値に関する問題 で、

SQL では、NULL 値はほかの値 (NULL を含む) との比較で true になることはありません。NULL を含む式は、式に関連する演算子および関数のドキュメントに示されている場合を除き、常に NULL 値を生成します。次の例のすべてのカラムは NULL を返します。

mysql> SELECT NULL, 1+NULL, CONCAT('Invisible',NULL);

とあるのがお望みのものでしょうか。

Comments

[tomoyuki123]

知りたかったのは下の方です。ありがとうございました！