PHP issetを使う意味

Question

PHPで書いています。
下記2つについて質問です。

(1)
if ($foo)

(2)
if (isset($foo))

これらは2つとも、コードにnullを探す働きをさせるためのものですよね？

どう違うのでしょうか？

(2)は長いので(1)を使えばいいのでは、と思ってしまうのですが。

Answer 1

二つの差異は下記のとおりです。

(1) false かどうかを判別する
(2) NULL かどうかを判別する

(1) の場合は、$foo が NULL の場合に限らず、
false と同等に扱われる 0 や '' (空文字) の場合でも
if の中身が実行されます。

(2) の場合は、$foo が NULL の場合のみ
if の中身が実行されます。



余談ですが、下記が同じ挙動を返します。

(1)

if ($foo)
if (!empty($foo))

(2)

if (isset($foo))
if (!is_null($foo))

Answer 2

PHPマニュアルには、「isset()は、NULLが入っている変数がテストされればFALSEと返ってきます」
と書いてあります。

**つまり、**GETやPOSTパラメーターのチェックをする際などにisset（）を使えば、
変数がセットされているかすぐわかるということです。

しかし、NULLが変数の値になりうるケースでは、isset()だけでは把握しきれません。

より複雑なアプリケーションやオブジェクトを扱い始めると、NULLが変数の値になるようなことはよく起こります。

たとえば以下のようなことです。
`

<?php $foo = ''; $bar = NULL; var_dump(isset($foo)); var_dump(isset($bar)); var_dump(isset($baz)); ` 出力結果: ` bool(true) bool(false) // nullが入っているかを調べたいので、trueになってほしい bool(false) `