docker-compose.ymlとDocker fileの使い分けについて

Question

Docker初心者の質問で申し訳ございません。

今、docker-compose.ymlを使って、ApacheやPHPなどのイメージを取得して、コンテナ作成までを行っています。

ですが、勉強する上で色々な記事を見ていると、compose.ymlではなくdocker fileを使っている記事を多く見かけました。
例えば、以下の記事では、PHPとLaravelはdocker fileに記載をして、NginxとMysqlはymlに直接記載しているようです。

https://qiita.com/Baum-51/items/93bde663f101c148f914#dockerfile

コピペするだけで問題なく動くのかもしれませんが、しっかりと使い分けの意味を理解したいと思い、質問させていただきました。　ご教示いただけますと幸いです。

Answer 1

そもそも役割が違います。
dockerfileはコンテナイメージを作成するための手順を記述したものです。
docker-compose.ymlはコンテナの各種設定をyamlファイルで記述できるようにしたものです。

dockerfileでコンテナイメージ作成後のコンテナの管理はできませんし、
docker-compose.ymlでコンテナイメージの作成はできません。

NginxとMysqlは作成済みのイメージをDockerHubから取り寄せているのでdockerfileが見えないだけです。
PHPとLaravelの分はDockerHubの作成済みイメージでは不十分だとその筆者が判断したのでdockerfileを記述してイメージを新規作成しているわけです。

Comments

[HK1]

大変ご丁寧に解説いただきありがとうございます。
dockerfileはイメージを作成するための手順書で、docker-compose.ymlはコンテナの設定ファイルということで、それぞれで役割が違ったんですね。

また、dockerfileを使う時は、既存のDockerHubの作成済みイメージでは足りないと判断した場合に、
カスタマイズとしてdockerfileを用意しているということで、よく理解できました。