DNSについては特に、サイトで断片的な情報を見て設定をするのはお勧めしません。DNSの場合、正しく設定できるようになっておかないと、現場で実運用したときに、そのサーバだけでなく他の多くのサーバやさらに多くの利用者に迷惑をかけてしまうからです。
書籍でまとまった知識を得るようにして下さい。「ISC BIND 書籍」でウェブ検索するなどすれば、書籍の情報が見つかります。なお、DNSの設定・運用についての書籍を選ぶときは、次の点にご注意下さい。
- 「やさしい」「すぐできる」などという宣伝文句がついている書籍は選んではいけない。
理由は最初に書いた通りです。たとえばプログラミング言語の学習なら、簡単なプログラムしか書けないからといって他人に迷惑がかかるわけではありませんが、DNSはそういうわけにはいきません。
- 扱っているソフトウェア (ISC BIND) のバージョンが、質問者さんが使おうとしているバージョンになるべく近い書籍を選ぶ。
Ubuntu 14.04LTS trustyのbind9パッケージのバージョンは9.9.5ですね。それぞれの書籍で扱っているバージョンがわからなければ、書店へ行って実物を見て確認して下さい。
なお、サーバ構築自体が初めてとのことですから、ISC BINDのみを解説した書籍以外に、サーバの構築や管理についての書籍も必要に応じて読んだ方がいいと思います。「Linux システム管理」でウェブ検索するなどすれば見つかります (こちらは「やさしい」とうたうものでもいいかもしれませんが、Ubuntu 14を扱っているものを選びましょう)。
書籍を読んでやってみてもわからない点があったら、次のようにして解決して下さい。
- まず、身近の経験者の方に聞いて、解決を試みてみて下さい。
- それでもだめなら、ネット上の信頼性の高そうな解説を見て、書籍と見比べながら試してみて下さい。
たとえばUbuntu公式のチュートリアル「BIND9ServerHowto」もあります。他にもネット上にはいろいろ解説があります。いずれにしても、書籍を読むなどして体系だった知識を持っていないと、こういった解説に書いてあることを正しく理解することはできません。
- それでもどうしても解決できないときに、当サイトのような場でご質問下さい。
当サイトで質問するときは、「ヘルプ」をよくお読み下さい (特に「質問する前に心がけてほしいこと」)。他のQAサイトでも、同様の説明が用意されているはずです。